E46 前期型 ZCS(SA) Coding Tool

Sustainability Projectを継続されているオーナーさんのE46前期型で、BMW Scanner でIKE(KMB)はMT認識されているのにEWSはオートマの車両のトラブルシューティングをしていた時のことです。

オプションコードのコーディングが失敗しているのかなと思い、現在車両に書き込まれているオプションを調べようとしました。

そこで分かったのは、前期型は、後期型やM3と違って、オプションの書き込み方式がFA(オプションコードを直接入力)ではなくZCS(オプションコードを文字列に変換したもの)方式なので、オプションを把握するにはデコード(変換)が必要だということでした。(めんどいな。。)

ZCSには“GM”,“SA”,“VIN”と3つあって、オプションコードはSAという17桁の文字列に含まれているようでした。

しかも最後の一桁はチェックサムといって、安全チェックのフラグのようなもので、書き込む際に自動計算される値です。

ということで前半16桁の数字をデコードする必要があります。

既存ツールを探したら、

Geminiが紹介してくれたBMW ZCS Toolはウィルスツールだったし、

自分で探したZecoやBMW Decoder4.0はコミュニティではメジャーなんだけど、レガシーすぎてWindows DefenderにPCを開く度に隔離され、復元操作が面倒、、

なのでAIに使いやすいToolを作ってもらいました。

BMW Decoder4.0に含まれていたxmlのコーディングオプションファイルを渡して、

「E46前期型のSAでコード、エンコードwebアプリを開発できませんか?」

「チェックサムアルゴリズムは分かりません。調べられませんか? ビルド不要のシンプルなHTML/JSが良いです。」

とプロンプトを打ったら作ってくれました。

IDE(Antigravity)で作っているので、すぐに開発サーバーで立ち上げてアプリを利用できるので個人利用なら十分です。

さらにこのアプリは、Cloudflare Pageにデプロイして、DiscordのTSUNAGIサーバー内の開発リンクから立ち上げられるようにしました。

結局この車両、書き込まれているオプションコードはMTだったし、NCS ExpertでFactory CodingモードでリセットコーディングしてもMTにならなく、BMW Scannarでコーディングしました。

なので、このツールの用途は、コーディング失敗してぐちゃぐちゃのまま中古車市場に流されてしまった車両の修正くらいでしょうか。

F系もそうだけど、修理やDIYオーナーがモジュール交換して、コーディングバージョンが全然合ってなくてエラーコード出まくりのまま、ニッチもサッチもいかなくなって、訳アリ車両として中古車市場に流された車両を、コーディングバージョンを綺麗に整えてエラーコードゼロで何事もなかったように世にリリースできるのは気持ちいいですね。

臭いものに蓋がされたごみ扱いものを、ピカピカに磨いてお宝認知される人の心のギャップデザインが、たまらなく好きです。

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