
DME Re"M"apping
Iteration
E46M3 VANOSオーバーラップの可視化
この記事では、E46 M3のVANOSセッティングを可視化しながら、吸排気のバルブタイミング(オーバーラップ)をどう捉え、どうチューニングに活かすかを、実際に使っている自作ツールとともに紹介しています。
可視化することで、たとえば回転数や負荷に応じてオーバーラップがどう変化するかが直感的に見えるようになり、「実際にどんな吸気・排気の流れが起きているのか?」という問いに対して、数字だけでなく視覚からもヒントが得られるようになります。
E46M3 DIYでCSLスタイルカーボンエアボックスに交換する場合に考慮が必要なこと5
ここまでVEを整えてきて、ようやくWOTとトルクリミットの調整に着手。ワイドバンドセンサーなしでも、VEマップから係数を使って計算すればかなり良いところまで持っていけました。とはいえ、グラフがチグハグだったので、独自ツールで整形。乗り味は、まるで絵を描くような感覚で仕上げていきました。こうしてやっと、自分の手で納得できるトルク特性が作れた気がします。次はVANOS。ついにエンジンモデルを使ってVE変化を推定するセッティングが試せそうで、楽しみです。
E46M3 DIYでCSLスタイルカーボンエアボックスに交換する場合に考慮が必要なこと4
低回転のガクガクを直したら、今度はコールドスタートやエアコンON時のアイドリングの不安定さが気になり始めて…。原因はIATセンサーのスケーリングミスでした。VEマップの微調整とデューティーサイクルの調整でだいぶ改善。やってみてわかったのは、「完璧じゃなくていい、でも納得できる状態にしておくと気持ちいい」ということ。今回の内容は、そんな“納得ライン”に持っていくための試行錯誤の記録です。
HONDA BIKE ECUチューニングツール
以前、E92M3のコールドスタートデリートをサポートしたオーナーさんから、HONDA CRF125FのECUチューンもDIYでできるツールはないかと尋ねられました。調べてみると、Mcuinnovationsのツールを使えば、E46M3やE9xM3、R5x MINIでのECUチューニングと同様の方法で対応可能でした。対応車種はCRF125Fだけでなく、CBRやGROM、MONKEYなど多岐にわたります。読み書きツールと編集ツールがセットで揃っている車種であれば、DIYでのチューニングが可能です。特に、OpenPort2.0ドングルを使えば、通信規格の違いを気にせずに作業できます。編集にはECU Workbenchが便利で、AlphaNや点火マップの調整が可能です。
E46M3CSLスタイルカーボンエアボックスチューン VANOSチューニングサポートツール
アクセルの踏み方によって、実際どんなふうにバルブオーバーラップが変化しているのか——その推移を見たくて、この支援ツールを作りました。VANOSマップの編集すると、アクセル開度や回転数に応じたオーバーラップの動きを視覚的に追えるようにしてあり、チューナーの意図を汲みやすくしています。特に街乗りから高負荷領域までの切り替わりで、どのような“狙い”があるのかを感覚ではなく構造として理解できるのが、このツールの面白さだと感じています。
E90M3/E92M3 スロットルチューニングサポートツール for ECUWORX
E9xM3のスロットルマップをECUWorxで調整する際、3次元テーブルの数値と実際の車両の動きとの関係が掴みにくいと感じていました。そこで、ノーマル、スポーツ、スポーツ+の各モードに対応した3Dグラフを作成し、数値を変更するとリアルタイムでグラフが変化するツールを開発しました。これにより、アクセルの踏み方を想像しながら、スロットル特性のカーブを視覚的に調整でき、試行錯誤の回数を減らすことが可能です。純正値をデフォルトで設定しているので、安心してカスタマイズを始められます。
E46M3 DIYでCSLスタイル カーボンエアボックスに交換する場合に考慮が必要なこと3
CSLエアボックス装着後の2000〜3000rpmのもたつきがやっと解消できたので、その過程をまとめました。やったことは、実走ログからラムダ値を抽出してベースマップ(VEマップ)に係数を掛けて補正するだけ。ナローバンドO2センサーでも地道に走行ログを取れば、クローズドループの調整も十分対応できました。これまで悩んでいた詰まり感やジャーキングがかなり改善し、トルク感も復活。ようやくクルマが思い通りに反応するようになってきて、ここからやっとチューニングが始まるんだな、という実感が湧いています。
DMEアップデートツールWinKFPの価値
WinKFPでDMEやEGSをアップデートする際、ZB番号の意味を把握しておくと、自分の意図に合ったプログラムを選びやすくなります。この記事では、ZB番号に含まれるグレードや地域、製造日などの情報の見方と、実際にアップデートを行ったときの例を整理しました。E90 M3のDMEを231Eから241Eに書き換えた事例や、EGSをGTS仕様にした内容も含め、WinKFPで何ができるかを確認するための足がかりになります。
E46 | ECU(DME)チューニングが手軽にできるようになった現状について
E46系BMW(320i〜330i)のDMEチューニングが、今やDIYでも手軽に行える時代になりました。この記事では、必要なツールやソフトウェア、定義ファイルの入手方法など、具体的な手順を整理しています。かつては高額だったチューニングも、現在では1万円程度から始められ、アクセルレスポンスの向上やレブリミットの変更、ポップ&バンの追加など、多彩なカスタマイズが可能です。この記事が、これからDMEチューニングをDIYしてみたい方の、キッカケになったら嬉しいです。
E46M3 DIYでCSLスタイル カーボンエアボックスに交換する場合に考慮が必要なこと2
実際にTurner製CSLエアボックスを装着して走ってみて、3500rpm以下のガクガクはマップ調整である程度消せたものの、パーシャル領域の違和感や2000〜3000rpmの詰まり感が気になり始めました。この記事では、それらの症状に対して何をどう調整したらどう変化したかを、自分の車を使って地道に検証した記録をまとめています。吸気パーツの工夫や、他車両との比較を通して見えたヒントも含め、手探りながら自分のE46M3をもう少し思い通りにしたい人にとって、少しでも参考になればという気持ちで書きました。
E46M3 DIYでCSLスタイル カーボンエアボックスに交換する場合に考慮が必要なこと
このコンテンツを読んでよかったと思えるのは、CSL化に向けて何を準備すればいいか、自分の中で具体的なイメージが持てるようになるところです。GitHubやForumだけでは拾いきれなかった細かい疑問――特に3500rpm以下の加速不良や、Terra’s Tuneの実際の使い心地、DMEとの相性など――に対して、自分の経験を通じて気づいたことを補足しています。失敗したことも含めて書いているので、これから挑戦する人が同じ遠回りをしなくて済めば嬉しいです。派手な結果よりも、踏み出すまでに必要な情報整理の助けになれればと思ってまとめました。
DME書き換えツール "TunerPro" の実用的な使い方
プロ用ECU書き換えツールが高額すぎるなら、無料で使える「TunerPro」が現実的な選択肢です。この記事では、E46M3のDMEデータをTunerProで編集するための手順を、バイナリ読み込みからXDF定義の適用、比較・コピー・保存・書き込みまで網羅的に解説。さらに編集データのチェックサム処理、他車両データの流用方法、書き換え時の注意点、代行サービスの活用法までカバーしています。「速度リミッター解除」「チェックランプ回避」「コールドスタート音対策」など、軽微な調整を自分で行いたいエンジニアや整備業向けに最適化された内容です。
E46M3 DMEチューニングに失敗した時の復旧方法
E46M3のDMEチューニングに挑むなら、失敗時の復旧手順まで把握しておくのがエンジニアとしての基本だと思っています。この記事では、自分で実際に失敗した経験をもとに、MSSFlasherを使ったバックアップと書き戻しの方法、他車のフルバイナリを用いた再構築、WinKFPによる純正ファームの再導入まで、必要な工程をすべて検証しながらまとめました。DMEバージョンの互換性やVIN処理、SMG/MTの適合差まで具体的に整理してあるので、理屈で理解しながら安全に作業を進められます。DIYでチューニングに挑む以上、「もしやらかしたら?」に備えておくのは必須。自分と同じ轍を踏ませたくないので、技術的にも実践的にも納得できる内容にしています。
E46 M3 複数のエンジンチューニングマップをクルーズコントロールボタンで切り替えられるツール
E46 M3の後期型やCSLモデルでは、MSSMapperを使うことで最大8つのエンジンチューニングマップを設定し、クルーズコントロールボタンで走行中に切り替えることができます。例えば、日常用の純正マップ、峠道用のトルク重視マップ、サーキット用の高回転パワー重視マップなど、用途に応じたセッティングが可能です。切り替えたマップはタコメーターの回転数で確認でき、特定のボタンを押し続けることで一時的に別のマップを使用することもできます。
E90/E92 M3 DIY コールドスタートキャンセル(デリート)が簡単にできるツール
E90/E92/E93 M3のDMEを自分で書き換えたい方に向けて、ECUWorxのツールを使った方法を紹介しています。コールドスタートの無効化だけでなく、リミッター解除やチェックランプの抑制、レブリミットやファン作動条件の調整など、MSS60の細かな設定変更が可能です。必要なのはMSS6x FlasherとBinary Modification Tool、そして信頼性の高いK+D-CANケーブル。書き戻しまで含めた具体的な流れや注意点をまとめているので、静音化だけでなく、自分仕様のセッティングを目指す方にとっての参考になればと思います。
E46 M3 全世界で人気のDME書き換えメニューを簡単かつ安価にできるツール
E46 M3のDMEチューニングをDIYで手軽に行いたい方に向けて、ECUWORXツールの各オプションを用途別に整理しました。CSL仕様のSMGシフティングやレブマッチング、速度リミッター解除、コールドスタートデリート、電子スロットル開度調整など、全世界で人気のあるDME書き換えメニューを、DIYで簡単かつ安価に実現できます。さらに、CSLスタイルのカーボンエアボックス装着時の対応や、SMGからMTへのコンバート時の設定変更にも対応しています。
E46 M3 DIY CSLプログラミング
E46 M3のSMGⅡをCSL仕様に書き換える「CSLプログラミング」をDIYで行った記録です。高額なショップ施工に頼らず、自分で挑戦したい方の参考になればと思い、必要なツールや手順、実際の効果をまとめました。施工後7万km以上走行してもトラブルはなく、特にシフトスピードやクラッチのフィーリングが劇的に向上。日常のドライブが一段と楽しくなりました。