山梨中銀地方創生基金に採択されました!

最近の車は長く乗ろうとした時、キャリブレーションやコーディング、プログラミング、キープログラミングができるツールがないと話にならないというのが、ここ数年相談を受けていて感じました。
でも、これができる日本産ツールはまだ少ないんです。
特にコーディング、プログラミング、キープログラミングができるツールは無いです。
これらができるのは、AutelやLaunchやxtoolといった中国系メーカーが出している汎用診断機です。
ですが、問題は機種がありすぎてどのツールで何ができるかさっぱりわかないことです。
買う前に問い合わせてみても、販売店すら何ができるか詳細には把握できていないことがあります。(何万台とある車種の中、把握する方が無理ってもんです。)
あとはコーディングならコーディング、プログラミングならプログラミングといったように、個別ツールは欧米から出ています。
でもね、それぞれ数十万円するんですよね..しかも対応は1メーカーとか..ライセンスは1世代モデルとかそういう細かい単位で..
それを考えたら、中国系メーカーが出すAutelやLaunchやxtoolが選択肢になるんですよね。
最初は数万円の機種から試そうと思うんです。
でもね、やりたいことができると思って買ってみたら、買った機種ではできなかった!というのは良くあります。
それが起こる原因は、コーディングとプログラミング、キープログラミングとはなんぞや?そもそも、今現場で起こっている車の問題は、どれをやれば対処できるのか分かってない上に、3つの言葉が何を示しているかも分かっていないという、わからないことだらけなのが問題なんです。
この状態で問い合わせても、販売店は回答できないです。
それに怒って、わからないことをわからないままにしてツールを購入するのはただのギャンブルです。
ただでさえお金がなくて設備投資を節約したかったのに、気づけばツール代で百万超えてるなんてことは、よくある話だと思ってます。
僕は、この問題を無くしたいと思い、ツールで何ができるのか、現場目線の情報をアップデートしたいと思い、ツールを購入しました。
でも、ツールに投資できるお金がなかったので補助金を使いました。
国が出す補助金って、いつもあんなにイケてないでしょうね。
期限も決まってるし、金額は少ないし、柔軟性がないというか、使えないんです。
少額のくせにやたら審査や書類が厳しくて、お金以上に時間や心の消費が大きいです。
いつも思ってるけどバカバカしいです。
他の補助金と比べてどう思われるかとか、他の国民にどう思われるかとか、他人の目ばかり気にしているからああなるんでしょうね。
なのでちょっと目線を変えて、目的を少しズラして補助を受けることを考えてみたらうまくいきました。
このスキャンツール、本当になんでもできる(ただし、車のコンピュータの仕組みを理解していれば..)

申請は、Launch x431 Pad7とx-prog3で出したんですけど、新興のxtool 100MAX2を購入しました。
理由は、Launchはすでにサポートしている中古車屋さんに購入してもらって、ある程度研究が済んでいたことと、Launchのサポートがめちゃくちゃ悪いというか、いくら連絡しても返信ないのでやめました。
xtoolのサポートは良いですね!やっぱり後発で、先発組をなんとか追い抜きたいという気概が感じられます。
それに、せっかく頂いたこの機会を、みんなが気になる老舗と新興の比較に使わずして、何が公益だろうかと思ったんです。
詳細は別のコンテンツにしようと思いますがLaunchより使い心地は良いです。(おそらくソフトウェアのコア部分は同じなんですよね。違うのはハードウェアとソフトのUIだけかなって感じます。事実は分かりませんが。)
このツールと僕のスキルがあれば、解決できない問題の方が少ないと感じました。
なぜこのサービスをやるか
自動車整備業界で蔓延している一部の詐欺まがいのサービスを、どうにかして減らせないかってずっと考えてたんです。
きっと同業者の方たちも、頭を悩ませているんじゃないかな。
整備やチューニング後、オーナーが感じる不具合も、こんなもんですよと済ませたり。
使ってるパーツや素材を純正品や上級品と偽ったり。
最初は騙すつもりはないと思うんです。
色々追い詰められて、どうにもならなくていつの間にか詐欺みたいになっちゃってた。
サービスの質を高めるより、目先の利益を追うような自転車操業になってしまう。
業界の人から直接話を聞いたり、調べたりしていると教育の問題だと思ったんです。
これは、自動車整備士養成のカリキュラムに問題があるわけではなく、育った環境というか、そもそも両親の教育というか、日本の歴史というか、、
そういう根本的な問題だと思うんですよね、、、
じゃあ、これをどう解決するかというと、「ありたい理想的な世界観を、目先の問題解決を通じて実際に目の前で体験してもらう」ことかと思ってます。
これは、世界のさまざまな教育理論や心理学、歴史に触れた上で、実際に実践して掴んだノウハウです。
じゃあ、ありたい理想的な世界観ってなんだろうか。
僕はね、「理不尽で話の通じないお客さんや上司の対応に、家族と過ごす時間や自分の楽しみの時間を犠牲にすることなく、自分が面白いと感じることを仕事にして必要十分なお金が得られ、慎ましく幸せを感じて生きられる」ことかなって考えています。(心の声を出してます。)
じゃあ、自動車整備業界の目先の問題ってなんだろう。
車のコンピュータ関連のキャリブレーションや、エラーコードの診断、リプログラミング作業や、これができるツールの選定、セッティングなどかなって思ってます。
ただでさえ日常の整備で忙しいのに、診断ではお金取れなくて、しかもやたら時間のかかるこれらの作業に、これ以上自分の時間を犠牲にしたくないはずです。
僕ならそう。
家族がいたら、家ではパートナーから仕事で帰りが遅いだなんだで詰められるし、仕事で疲れても子どもたちからは遊んでーって容赦無く迫られるし、仕事では上司やお客さんにプライベートな話を持ち込むべきではないし、心の行き場がないんですよね、きっと。
僕なら、そんな整備士さんや中古車屋さんのサポートができるかなって思ったんです。
個人でやってる整備工場さんや中古車屋さんって、独自のノウハウとかカラーとか価値があって魅力があるのに、なぜかつまらないところで詰まってる気がするんです。
そいういつまらない部分は、一人だと変える気が起きないけど、伴走だったらできるかなって思ったんです。
それに、この問題って整備業界だけでなく、抱えてる人って多いんじゃないかなと想像してます。
でもね、僕一人では、日本全国のお困りの方のサポートはできないので、自動車整備士さん及び車好きな個人のオーナーさんに絞って、サポートサービスを展開したいなって思ったんです。
それでもやっぱり僕一人では荷が重いので、山梨県内またはこのブログが手元に届いた人に限定したいと思ってます。
そうやって、僕と同じようなことができる人を増やしてそれが伝播し、いつの間にか日本全体が良くなっている。
目に見えないし、評価はされないけど、僕はそういう起源になりたいなと思ってます。
自己満だけど、自己満が自分の人生なんだから大事にしています。
自己満を極め、そこから滲み出たおこぼれが、多くの人の役に立てばいいと思うし、いいなって思う人の仕事や仕事のやり方ってこうなんです。
なので、自分を信じて、他の人からどう思われるか目もくれず、心の向く方向に突き進みたいなって思います。
その足跡が、後世の役に立てばなお嬉しいかなって思います。
受注は制限しています
僕は、子どもが6歳を超えるまでは、自己肯定感が脳の不揮発性チップ(データを書き込んだら消せないROM)に焼き付くようにしたいんです。
そもそも、人類共通の公益事業って次世代(子ども含む)を育てることだと思うんですよね。
まずはここをやりたいというか、最優先事業だと考えています。
(自分の子を育てることで、子を通じて他の子とも影響しあって、相互に伸びていく。自分の子も他人の子も信じて、必要な手を差し伸べられる状態でいたい。そしてその過程で自分自身が成長させてもらっている。)
そのためには、両親が子どもを全面的に受容できる状態である必要があると考えていました。
結婚する前から、子どもの育ちには母の受容が最重要だと考えていました。
でも課題は、僕が妻や子どもたちを受容できる状態になかったことでした。
会社員時代は、とにかく経済成長、グローバル競争の荒波に飲まれ、自分のことを深く考える時間すらありませんでした。
でもそんな荒波の中でも、本当にこの波に乗っていることが地球の持続可能性を実現する上で正しいことなのか、ずっと疑問に思っていました。
移住して、
自由に生きる北杜市の人々に触れ、
育休を10ヶ月とって、
自分のことをよく知る時間をとり、
自分の心の向く方へとりあえず進み、
違うと思ったら調整する、
というのを試行錯誤してきました。
当時は、自己肯定感という言葉すら知らなくて、勉強やコーチング、自己トレーニングと試行錯誤を経て、やっとスタートラインに立てた気がします。
ここ2年、僕と妻も、子どもたちへも、お金と時間をものすごい投資したけど、あと2年は必要かなぁ。
これまでも、僕が悲鳴を上げるほど大変だったけど、あと2年、試行錯誤しながら乗り越えていきたいと思います。
もちろんその先も。
そんな中、今までオーダーをくださったオーナーさんに、何かと満足できるほどサービス提供できなかったこともあり(反省)、それはやめたいなと思って、受注は制限しています。
一つ一つ丁寧に対応しながら、サービス内容を調整していきたいと考えています。
(こんな状態で、よくM3を維持できたよなと思うのですが、それが僕のこのブログで最も伝えたい部分です。徐々に開示していきます。)
僕のキャパシティは、1ヶ月で1メモリだとしたら、1年で12メモリーです。(今のところ)
僕は、個人向けサービスブランドを"M"ethodology。
事業者向けサービスブランドをTSUNAGI GARAGEにしています。
各サービスの消費メモリーは "M"ethodology = 1メモリ TSUNAGI GARAGE = 4メモリ です。
今年は、今のところ残り3メモリかなぁ〜。
