Muto Kazuhiro Muto Kazuhiro

初めてのサスティナブルサポートサブスクリプションオーダー

サステナブルサポートの初オーダー。やりながら作っていったメニューだったけど、オーナーさんとのやり取りの中で自然とカタチになっていった感じです。DMEやパーツ選定からVE・WOT・トルクリミット調整まで、一緒に何度も走って、整えて、納得いくまで調整していく過程がすごく楽しかった。今も調整は続いてて、チューニングって本当に終わりがないなと思います。僕にとっても新しい発見や学びが多くて、こういう関係性こそ続けていきたいと実感しました。

メニューにサスティナブルサポートサブスクリプションを追加して、記念すべき初めてのオーダーを頂きました。今回は実際に行ったサポートについてまとめています。

初めてのオーダーというよりは、やりながらメニューを開発したという感じです。

オーナーさんから、"いっしょに開発した感あるがら、このメニューが売れて欲しい〜"って言って下さいました。

内容は、E46M3 CSLスタイルカーボンエアボックスのコンバートです。

お金は頂いているけど、お互い対等に、言う事は言うし、気を使うところは気を使うし、譲る所は譲り、譲りたくない所は貫いてみたり笑

コミュニケーションを良く取りながら、一緒に、気持ちいいエンジンレスポンスを追求していきました。(というか、まだ継続中。)

何よりも、やりながらオーナーさんの成長を感じ取れるので、こちらもやってて気持ちがいいです。

※このコンテンツでは、E46M3のチューニングに関する具体的な説明や用語が含まれますが、これらの詳細は"M"enuに含まれる"M"appingをご参照ください。

サマリー

始まりは、僕のM3に同乗してから

オーダーをくださったオーナーさんは、以前、愛車(E46M3 USコンパーチブル)のDME制御を、日本(EU)仕様へ書き換えるご依頼をくださったリピーターです。

(エキマニと触媒の交換は愛知のTKスクエアさんへオーダーされていました。)

確かその前に、シフトライトとリミッター解除O2センサーデリートもご依頼頂いていました。

オーナーさんは新潟在住なのですが、US仕様だったこともあって何かを試す関係で何回か白州まで起こし頂いてたんです。(何を試したかは忘れてしまいました..)

その間、僕はTurner製エアボックスに交後した後のチューニングを試していたんです。

ある程度セッティングが収束して、エンジンサウンドとレスポンスに感動したので、オーナーさんにちょっと乗ってみませんか?って提案したんですよ。

そしたら、これもうやりますわ。って即決になりました。笑

オーナーさんの愛車仕様

僕の仕様に近づけたいということで、サウンドとレスポンスに影響する部分はコピーしました。

- Karboniousエアボックス(僕はTurner)
- サクラム等長クロスフロントパイプ(僕は旧型タイプでオーナーさんは触媒部のみ純正残しタイプ)
- パワークラスターエンジンオイル(これから)
- VE制御(MAPセンサー値も加えた負荷計算)

オーナーさんオリジナル部分は以下です。

- オレンジウルフマフラー
- オカダプロタクツイグニッションコイル

オレンジウルフさんのマフラーも高回転はいい音しますね。

サポートはパーツオーダーとDME書き換えと、DMEチューニング

サポートした事は、

- エアボックスの選定アドバイス
- エアボックスのオーダー
- その他部品の選定
- 部品のオーダー
- DMEの選定アドバイス
- DMEのオーダー
- DMEの書き換え
- DMEチューニング

オーナーさんがやった事は、パーツ取り付け全般です。

最初は僕と同じTurnerのエアボックスにするという話でした。

しかし、僕の車のセッティングを詰めてる中で、Turner製はセッティングを煮詰めても低回転トルクが出にくい話と、karboniaus車両にAlpha-N制御を設定してみたら夏はトルク不足を感じなかったことをお伝えしたら、散々悩まれたあげく、karboniausを選ばれました。

DMEは後期型を中古で購入し、僕の車に取り付けて書き換えと動作確認を行いました。

これをオーナーさんへ送って、DMEの交換もオーナーさんご自身で対応されました。

負荷制御はAlpha-NではなくVE制御仕様です。

データログで、それぞれの制御で参照する負荷の値を比較すると全然違ったので、VE制御をお勧めしました。

MAPセンサーの取り付けは、キットと配線ガイドをお送りして、ご自身で対応して頂きました。

センサーは僕で取り付けても良かったけど、オーナーさんは本職が電気関係(だし、自分で取り付ける方が楽しい)と言う事もあり、ご自身で対応されました。

パーツを注文する前も、必要部品をスプレッドシートでまとめて品番と費用を間違えないように行いました。

DMEチューニングはオーナーさんが納得するまで何度でも

karboniaus に合わせたVEマップのセッティングは、何回も白州までお越し頂き、データログを取って書き換えて、またログを取って書き換えてを繰り返しました。

概ね収束するまで4回ほどお越し頂き、書き換え回数は18回程度でした。

僕のチューニングデータをベースにしたので、比較的早かったかなって思いました。

テストコースは、白州から武川方面や清里方面など、さまざまな負荷がかかる道を選定し、網羅的にデータが取れるようにしました。

お昼に小作でほうとうを食べたり、清泉寮でソフトクリームを食べたり楽しくやらせていただきました。笑

データログによるVEマップ調整がひと段落したら、手作業でVEマップに仕上げを加えて、WOTマップとトルクリミットマップを計算値で設定しました。そしてオーナーさんの車へはリモートで書き換えました。

これを試してもらったら、中間領域(VE)はバッチリということでした。

ですが、全開領域(WOT)はエンジンが頑張っちゃってる感をなんとかしたいということで、微調整に入りました。

この後の調整は、WOTの燃料とトルクリミットを少しずつ下げて行って、トルク感とフィーリングの落とし所を詰めていくアプローチです。

データ作成は僕がやるとして、車両への書き込みはご自身で行いたいということで、僕がQuickFlashを代理で購入し、オーナーさんのPCへリモートでセットアップしました。

QuickFlashを使った書き込み方法もリモートで実演し、すぐにご理解いただけたようです。

データは、オーナーさんのご依頼で6パターンほど作成しました。

書き換えて、走って確かめて、また書き換えてをオーナーさんご自身でご確認頂き、一番オーナーさんのフィーリングに合うデータを選んでもらってます。

燃料もトルクリミットも下げたにも関わらず、オーナーさんとしてはいいフィーリングだとおっしゃってました。

この取り組みは継続中です。

あとは、中古クラスター(メーターパネル)を交換した後のVINとオドメーターの書き込みにチャレンジ中です。

通常は、E46系でもM3のクラスターに限り、x-progやR270を使って工場出荷状態(メモリをクリア)しなければならないようです。

でもな〜、この方法だと基盤を剥き出しにしてEEPROMに直接配線しないといけないのが面倒です。

EEPROMのBINを直接編集して書き込めることは実験してわかりました。VINと距離が記録されているアドレスと値のエリアも分かったので、書き込んでみます。結果が出たら共有します。

サポート期間は実質1年間

サポート提供の形としては、僕が思い描いていた理想形になりました。

ですが、最初は都度サポート費用を頂いてたんです。

でも最初の書き換えを行った後の段階で、やっぱり微調整を加えていきたいけど費用が気になるオーナーさんと、安く何回も調整対応に時間を使う僕の気分の悪さの間をとって、サブスクリプション(定額サポート)が生まれました。

データログを取る時に、オーナーさんも同乗する中で、どうしたらお互い気持ちよくやれるかねって雑談する感じでサービス内容も詰めていきました。笑

これまでお伝えしたサポート内容を、オーナーさんの都合も、僕の都合も無理なく調整した結果、作業が収束した期間が概ね1年でした。

なのでサブスクの期間は目安1年が期限がいいかなと今の所考えています。

でも、今いただいているオーダー(プロジェクト)を考えると、ケースバイケースだなって感じているので、1年に縛られすぎないようにしたいなって思ってます。

なので、オーナーさんとよく話し合って対応を決めていきたいと思ってます。

サブスクより、プロジェクト単位の準委任業務委託契約(コンサル契約)の方がイメージが近いかもしれません。

オーナーさんと僕とのコミュニケーション例

いくつかLINEのやりとりを公開します。

僕から見たオーナーさんの成長

目にみえる大きな変化は、オーナーさん"ご自身でデータの書き込みを行ってみる"と、オーナーさんから進言があったことでした。

もともとDIY好きのオーナーさんで、コーディングや追加メーターなどの設置や設定もご自身でやっていました。

ですが、メーターのコーディングで失敗してしまった事を期に、コンピュータ系のDIYは遠ざかっていたようです。

今回僕と一緒にプロジェクトを進めていく中で、僕が何度か思い通りに行かないことがあっても、都度クリアしていく様を側でご覧になっていました。

それを見て、失敗してもなんとかなるもんだと、失敗のハードルが下がったのではないかと思います。

オーナーさんは、R59 MINI Roadstarも増車されて、JCWコンバートももしかしたら(笑)挑戦するようです。

上手くやれてるのは、オーナーさんがアントレプレナーシップを持ってるから

このオーナーさんは、リスクを恐れず新しい価値を自ら進んで得ようと挑戦する感覚をお持ちでした。

オーナーさんと会話をしていて、ご自身が実現したい世界観を定めて、それに必要なピースを自ら揃えていってる印象を受けます。

例えば、重整備をお願いしているTKさんでも、ソフトウェア処理は外注でできるようですが、コンピュータは僕が面倒見ているから、これまでの背景を分かっている僕に頼んだ方が、何かあった時のトラブルシューティングもスムーズだろうと判断されていました。

あと、USからEUにコンバートした後、走行中にエンジンが失火してガラガラ音がするようになってしまっでも、僕とTKさんそれぞれから情報を引き出し、どちらに文句を言うわけでもなくTKさんに腰下ホールを依頼する決断をされていました。(前期USでよくあるクランクベアリングの摩耗が原因だったようです。)

何事も、判断が自分基準であり目指す軸がブレていないので、どんどん物事が進んでいったように思います。

さらに、僕はまだVANOSチューニングの実績はなく、まだ研究中なのですが、僕の状況を理解した上で、今はまだやらなくても良いという判断をされました。今後カムをシュリックなどに変更したいようなので、その時にまたチューニングの試行錯誤を楽しむから、その時よろしく!という感じでした。(これも僕が既存マップの特性を分析していることと、シミュレータを使ったチューニングをテスト中である話を聞いた上での判断ではあります。)

僕も含め、多くの人がそうだと思うのですが、サービスが成熟したり、良いレビューが出るまで待つ人がほとんどだと思います。

イノベーター理論でいうところの、アーリーマジョリティー、レイトマジョリティー、ラガードです。

これが悪いとうわけではありません。多分自分の興味関心度のテーマによって、変わると思います。

言いたいのは、自分の最も重点を置いているものに関してもこれだと、楽しむ機会を失っているんですよね。リスクを怖がり過ぎて今すぐ手に入る楽しみを先延ばしにしてると思うんです。

リスクなんて少し考えれば大したリスクなんてないのにね..

それよりも今得られるもの得ず、それを楽しむ大きな機会を失っているリスクに気づいていないんです。

今回のオーナーさんはこの辺のリスク管理というか、今できないものは待ってもしょうがないから、今できる最大のことをやって楽しむって感じが清々しいです。

VANOSチューニングも期待はしつつも、それが実現しなくてもまぁなんとかすればいいかというオーラが常に出ています。

MINIという新しいおもちゃも見つけたようですしね。笑

っとごちゃごちゃ書きましたけど、オーナーさんは、単純に車の趣味に全振りしているだけだと思います。

全振りしているから、自然とイノベーターやアーリーアダプターになるんだと思います。(いや、でもスキーの様子がLINEでちょくちょく送られてきたな..)

参考記事 | イノベーター理論 東大IPO

多趣味で色々なことを大切にされていると、どうしても割けるリソースも分散されてしまうから、保守的にならざるを得ませんね。

僕は、保守的な会話はクッソつまらないというか、イライラしてしまうので合わないと思ってます。(昔自分もそうだったくせに、どの口が言うんでしょう。)

別に心配事を口にするなというわけではありません。心配なら別の方法案を自ら提案したり、リスクをどこまでなら許容できるか、リスクが発生した場合どのように対処するのか質問があるなど、双方向の会話が成り立つことが重要なのです。(という風に、先輩から叩き上げられました。)

この壁が、アリーアダプターとアーリーマジョリティーの間に存在すると思ってます。

なるほど〜。

僕もこうやって記事を書いたことで、僕がうまくやれるオーナーさん像がはっきりしてきました。

というか、全く同じことを繰り返すって、著しくモチベーションを失ってしまうんですよね。会社員時代はルーチンワークが嫌で苦労しました。

なぜ、マニュアルがあれば誰でもできることを、こんな苦労してやらなければならないんだ。30年同じことの繰り返しで、人が十分いるのになぜマニュアルを作ってないのか。

今思えば、マニュアルは必要ないけど、人から人に技術が繋がるコネクションを持続させることが何よりも大事だと思います。

効率化/経費削減と言って人を減らすことは愚の骨頂だと思います。

人と人とのコミュニケーションを省くからマニュアルが必要になるんですよね。

減らすべきは、これもやらなければいけないという自分の常識を疑って、自分の時間や他人の時間を奪う仕事を減らすことだと思います。

そして雑談こそ、価値を生む重要タスクだと思ってます。

これをいうと、組織的な考え方をする人だと雑談タイムを儲けようとしますが、これだと意味がありません。

一緒に仕事をこなす中で生まれる偶然の雑談です。雑談というより脱線の方が表現として合っているかもしれません。

すみません。脱線しました。笑

この話をすると、本一冊書けると思います。そうか!書けばいいんだ。

と言う感じです。

このサポートは、丁寧に楽しんでやりたいので受注件数を制限

儲けを重視して、どかっとお受けすると、オーナーさんとのコミュニケーションやサポートの品質が著しく低下するので受注を制限しています。

このサポートは、オーナーさんと1対1で腰を据えて行うことに価値があると考えています。

また、バイオエネルギー事業の立ち上がり期でもあるし、まだまだ小さい子どもたち3人の育児期でもあります。

毎日不確実(子どもの調子)な生活をしつつ、不確実な問題へ対処している為、非常に集中力を要します。

投資家からの無用なプレッシャーを避けるため、無借金の完全自己資本で開発や事業を行い、あふれるアイデアと試したい衝動を抑え、刀を研ぎ澄ますように行動を選び、一つ一つの作業を丁寧に積み上げていくように行っています。

(これをやれるようになるまで、日々精神力の鍛錬が必要でした。今も鍛錬は継続中ですが.. 2、3年前までは多動症というかADHDというか、そんな昔じゃないけど良い思い出です。)

ですので、多少費用はかかっても、実現したい強い願いがある方のお力になりたいと思ってます。

僕がやったことは全部ブログにあげているので、同じことを安く早く実現したい方は、僕のブログを見て安くできる方にお願いしてください。

周りにできる人がいない、コピーじゃなくて解消したい独自の問題や方向性を実現したいという想いに応えたいと思います。

(とはいっても、周りにこのようなサポートの話をすると十中八九安すぎるのでは?と言われます。でも僕としては、僕がやりたいことを実現するための必要十分のお金があればいいです。服は仕事以外で10年は買ってないし、髪の毛も自分でカットしています。飲み会にも年1回行くかいかないかですし、お酒も、頂き物とか地域のイベントでの余り物で楽しんでます。旅行も、移住してから毎日リゾート生活気分なので、どこにも行きたい気がしません。住居費だって横浜に住んでた時の65%ですし、お米も天然水を使って自分で作ったもので美味しく、発酵調味料、自家製味噌を使った妻の手作り料理は唯一無二で...これ以上はよく分からない自慢話になってしまう気がするのでやめておきます... 唯一の不満は僕が妻に何をしても喜ばれない所にあります。笑←現状ここだけ負のスパイラルにありますが、ちょっとずつ復調しているかな?笑)

僕に必要なのは、必要十分なお金と、心身の健康とエネルギー事業や子ども達に投資できる時間です。

これらを損なうご相談やご依頼は丁重にお断りしておりますのでご容赦願います。

でも僕とやると決めていただいたオーナーさんとは、諦めることなく徹底的にやりましょう!

一人一人のかけがえのない人生を、勝ち負けで表現したくないけれど、人生自分の目標を諦めずに、その過程の苦労すら楽しんでしまったもん勝ちだと思ってます。

諦めるから辛いんです。

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E46M3 カスタムチューニングデータの作成


今回、ご友人の車両にCSLプログラミングされるという方からの相談に対応しました。内容は、ECUWORXのツールでCSLプログラミングのメニューにチェックが入れられないというものでした。

調査したら、すでにSMGⅡのカスタムチューンがされていたことが原因で、エラーブロック機能が働いていたようです。

この調査で現車チューニングされていることが分かったので、相談した上でCSLプログラミングと現車チューニングを合わせたカスタムデータを作成しました。


ECUWORXツールは、チューニングデータには使えない可能性がある


ECUWORXのツールは、変更を加えたいデータ部分に、すでに変更が加えられているとチェックが入らないようです。


カスタムデータを作成

こちらの方は、BuildjournalのスロットルスポーツプラスやDSC(MK-20)スポーツチューンにもご興味をお持ちでしたので、いっそのこと費用によってはB-specチューンを入れても良いかもとおっしゃっていました。

ですが、せっかく現車合わせのデータが入っているのに勿体無いですし、チューニングの方向性がB-specチューンとかなり似ていて、あまり違いはないだろうと思いました。

また僕は、Buildjournalのスロットルスポーツプラスをベースにアグレッシブに調整していたので、僕の調整データのコピーだったら安価に提供できますとご提案したところ、僕の調整データを適用することになりました。


チューニングの方向性

僕のスロットルチューニングは、Buildjorunal スポーツプラスに比べて、低回転側のデューティーサイクルを高めています。これはアクセルペダル操作に対してより敏感になるように設定しています。なので踏み始めグアッとなるようなフィーリングです。人によってはちょっと乗りにくいと思うかもしれません。

でもグアッとなったらそれがそのまま直線的に伸びるように設定しているので、大袈裟に言うとシートに背中が張り付く感じを演出しています。

自分より車が先に進んでいくイメージです。これを日常でも感じとれるようになっています。

Buildjournalスポーツプラスでカスタムされているマップは以下です。

  • エンジントルク制限マップ
  • アクセル初動制御マップ←これをリチューン
  • O2濃度フィードバックマップ
  • アクセル急開制御マップ です。

まるでパワーが上がったかのような体感ですが、パワーは上げていません。

アクセルの踏み込み量に対するパワーの出方を調整しているだけです。

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E46M3 DMEをUS仕様から日本仕様へリプログラミング

今回のコンテンツは、E46M3のDMEデータを他バージョンへリプログラミングする際、winKFPでどのZB No.を選択すれば良いかを記載しています。

また、E46M3の代表的なDMEフラッシュツールの特徴もまとめています。

施工車両は、オーナーさんがUS(アメリカ)赴任時に購入したE46M3コンパーチブルをご自身で並行輸入され、エキマニと触媒を日本(EU)仕様に交換された車両(前期型MT)です。

以前、シフトライトや速度リミッター解除などのオーダーを頂いて、今回これを引き継いだ上でのリプログラミングをオーダーしていただきました。


書き込みたいDME仕様のZB-No.を選択

DMEデータを書き換える場合(あくまで純正データ)、E46などのネオクラシックモデルはwinKFPで行います。(ISTA-PではVINでプログラムバージョンを固定される為、他国仕様にはできないようですね。)

その時にどのDMEデータに書き換えるかは自分で指定しなければなりません。

winKFPでは、ZB-No.を選択することになります。

んで、このZB-No.どれやねんということで、僕のブログを読んで頂いてる方には馴染み深いDMEバージョンとZB No.の対応表を公開します。


これで自由自在にどのDME仕様にも変更できますね。

情報はNA M3ForumのDME総括情報スレッドです。この情報もISTAのデータベースが元になっているようですね。

めちゃくちゃわかりづらいので、一発で分かるように整理しました。(情報を抜いて公開して下さった事には大変感謝しています。)

winKFPでのリプログラミング手順はこちらです。


ZB-No.とはなんですか?

ChatGPTに聞いて見ました。

"BMWの「ZB-No.」は、BMW車両のソフトウェアやプログラムに関連する番号です。これは「Zentrale Basisnummer(中央基本番号)」の略称で、BMW車両の特定のソフトウェアバージョンやコーディング情報を識別するために使用されます。

ZB-No.は、BMWのディーラーシップや専門家が車両の制御ユニットやソフトウェアを更新する際に参照され、正確なバージョンのソフトウェアをインストールするのに役立ちます。特定の車両モデルや年式に対して異なるZB-No.が存在し、車両の特定の要件やオプションに応じて異なるプログラムを提供するために使用されます。

したがって、BMW車両のソフトウェアのアップデートやカスタマイズを行う際に、正確なZB No.を確認することは非常に重要です。この情報はBMWのディーラーシップやBMWの専門家から提供され、正確なソフトウェアをインストールするのに役立ちます。"

 

今回は他車データを書き込み

お恥ずかしながら、施工当日上の表を作っていた事を忘れていた上に、選択すべき番号をSW-No.やRelease#と勘違いしていて該当データを見つけられませんでした。(なぜZB-No.に目が行かなかったのか悔やまれます。)


オーナーさんに相談して、急遽他車データを書き込む方針に変えさせて頂きました。

他車データを書き込む場合、以前のコンテンツで説明した通りフルバイナリを書き込む必要があります。

今回の車両は前期型マニュアルです。

この場合フルバイナリが手に入るバージョンは1501しか無いので、こちらを書き込みさせて頂きました。(後日リモートで書き込みさせて頂くこととしました。)


フラッシュツールはQuickFlashを使用

DMEの読み書きツールはBMW FlashやMSSFlasherがメジャーだったので使用していましたが、これらはそれぞれ制約があるので今回はQuickFlashを使用しました。


Quick Flashの良いところは1ライセンスで複数車両の読み書きができる所です。

今回新たな気づきで、なんと他車DMEを書き込んでもVIN(車台番号)が保持されることです。

今まで他車データを書き込むとVINはドナー車両のものに変わってしまいました。これを変更するには難解なtool32を使用する必要がありました。

これをしなくて良いなんて素晴らしく楽です。


僕の車に試乗後、CSLカーボンエアボックス装着を即決

施工後に、僕の車に試乗して頂いたのですが、音やエンジンフィーリングを体験して頂いてか、CSLカーボンエアボックスの装着を即決されました。笑

併せて、サクラムさんのフロントパイプも即オーダーされてました。笑

(両方とも僕の車両に装着されています。)

そしてDIY支援のオーダーも頂きました。

日本(EU)仕様化の理由はお伺いし忘れてしまったのですが、エキマニと触媒(フロントパイプ)を日本仕様にしたら、”音”が物足りなくなってしまったそうです。

運転する僕の横で、オーナーさんが「そうそう、この”甲高い音”..」と半分独り言のように考え込みながらおっしゃってたので、心に響いたのかなって思いました。

僕もかなり満足しているので、そりゃそうですよね。笑

(でも、CSLカーボンエアボックスにした事で、初めてマフラー交換したいと思いました。(サクラムさん限定で))


蛇足

僕は、ぐちゃぐちゃな情報は整理せずにはいられない性格です。

情報に筋が通ってないというか、感じ方なんですけどズレとか抜けがあると全部埋めたくなる病なんです。

プラントメーカーに勤めてた時、パーツリストとか図面とか現場でよく使う情報を、ぐちゃぐちゃな書棚やファイルサーバーから集めてきて整理してました。(新人の頃から自主的に)

メンテナンスの作業仕様書なども、作業の詳細化や分担、作業ごとの使うパーツの整理、曖昧な表現の明確化、抜け漏れを全部埋めてました。

仕事が遅いと上司によく怒られてましたが、うるせえバカと心の中で思いながら、将来仕事を引き継ぐ人や作業をお願いする業者さんと気持ちよく仕事出来る事を軸にしていました。

僕は目先のノルマ処理より、将来の価値に重点を置いていて、それは今もかわりません。

なので会社から評価されないけど現場からは喜ばれるという、損?な状況でした。

外資系IT企業に転職してからも同じでしたね。

詳しくは述べられませんが、会社には評価されにくかったですけど現場のお客様には喜んでもらえました。

そうそう!欲しいのこれこれ!って感じで。

もし、社内で使えるのに捨てられそうな技術情報など救い出したいデータがありましたら、業務委託(準委任契約)で請け負います。(NDAなど事前に結んで)

おそらく部・課だと事業部承認不要の年間予算は20万〜120万円以下だと思いますので、その範囲でできる内容でお見積りしてデータ整備を対応します。

全社規模の意味ないと感じているDXを頑張るより、少額かつ費用より数倍の価値の出る現場の取り組みをサポートします。

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Muto Kazuhiro Muto Kazuhiro

E46 M3 不満が消えるスロットルレスポンスチューン by Buildjournal


今まで紹介していたのはアクセルとスロットルの相関修正だけでした。今回紹介したいのは、乗りやすさにかかわるスロットル基本マップも修正することで、スタートダッシュやコーナーでの立ち上がり、ギアチェンジ後のレスポンスを圧倒的に速くするものです。(パワーやトルクはアップしません)

これが爽快でたまりません。

このチューニングはこれまで Buildjournal B-spec tune($329≒¥45,000) のオプション(Sport Plus)として実行できるものでした。


Sport Plus単品で施工できるようになりました

あまりにも感動的だったので、いろいろな方に体感してもらいたいと思い、Buildjournal チームと交渉をして”Sport Plus”を単独で実行出来る様にして頂きました。

純正エンジンマップとのマッチングも試しましたが、十分すぎます。

これまで低速のトルク不足感やアクセルオンのトルク不足感をエンジンマップチューニングで補っていましたが、そこまでする必要はないと感じました。

価格は僕に施工代行依頼を頂くことを前提として約30,000円になります。(ライセンス費+施工費)

※上記の内、buildjournalへのライセンス費は$110≒¥15,000です。(為替レートによって価格変動します。)

このSport Plus単独施工のメリットは、エンジンパワーアップまではいらないと思っている方や、他に目星をつけているDMEチューニングがある方、既にDMEチューンをされている方などへ、そのチューンはそのままで、このオプションを"追加"できることです。

これまでのDMEチューンは一つのショップが提供しているチューン1択かつ高額だったと思いますが、機能別かつ安価に組み合わせられる選択肢ができたことで、感動を体感できる機会が増えました。

このライセンスには、Sport Plusだけではなく、ECU WORXツールでできるオプションやオリジナルのオプションも含まれている為、任意で選ぶ事ができます。

例えば、MK20 DSC(前期型)をM-trackモードに近い動作に変更するオプションや、ラジエーター電動ファンの制御を見直し、サーキット走行や渋滞中の水温や油温を下げるオプションや、サーキットで早く走ることを目的にしたオーナーさん向けに燃料カット制御の見直しなどのオリジナルオプションがあります。

もちろんBuildjornalが提供するB-spec tune(エンジンパワーアップチューン)も素晴らしく、Sport Plusとのマッチングは最高ですので従来のオーダーも十分に魅力があります。

繰り返しになりますが、Sport Plus単独でできるように交渉した目的は、他のエンジンチューンマップを既に入れている方や、他のチューンマップを試してみたい方、CSLスタイル カーボンサージタンクにしていてアルファN-チューンをされている方、CSLの方はもちろん、CSLデータをコピーしている方、パワーアップまではしなくて良いかなと思っている方などへ、感動体験の機会を増やしたことです。

Buildjournal Sport Plusの説明はこちら


”M”のメニューを更新

ちょこちょこ書き換えているメニュー表ですが、スロットルレスポンスチューンのメニュー化に合わせて大幅に修正しました。

将来的にできたらいいなと思っているメニューも先行で追加しています。笑

今はE46M3のDMEチューニングに特化していくことにしています。


オーダーはこちらから。

詳細を確認
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E46 M3 前期型オーナーさんのDSCの不満を解消する方法

E46M3

前期型DSC(MK20)のコーナリング中の不自然なブレーキ介入と立ち上がりのもっさり感が、世界中で嘆かれているようですね。

前期型のオーナーさんの中には、後期型のみコーディング可能性なM-trackモードが欲しい方もいらっしゃると思います。MK60(後期型DSC)へのコンバージョンはできないのか?いくらかかるのか?とモヤモヤしている方もいらっしゃるのではないかと思います。調べてみるとDME、DSCユニット、スピードセンサーなどの交換が必要で、パーツ代も工賃も高く、費用対効果的に現実的では無いようです。

そんな前期型オーナーさんを救ってくれるのが、アメリカBuildjournalのB-spec tuneです。

パワーアップはもちろんのこと、MK20の制御をM-trackモードに近づけたチューニングプログラムを提供してくれています。

今回は前期型オーナーさんの救世主、buildjournal B-Spec tuneについて紹介したいと思います。

※BuildjournalはアメリカのE46M3愛好家で、フルタイムで働きながら前期型E46M3を弄り&走り倒して研究されています。その結果を技術面からのアプローチで情報を公開してくれています。サーキットを主なステージにされているオーナーさんは既に参考にされているかもしれません。日常にフォーカスされているオーナーさんにほ馴染みがないかもしれませんので、この機会に他のブログ記事も良く読んでいただくと、今後の愛車の楽しみ方の参考になるかもしれません。

こちら、MK20 DSC Sport tuneやスロットルSport Plus tuneなどを単独でオーダーできるようになりました。詳しくはこちら


2022/7/31更新


オプションの概要

オプションの説明を一部代表的なものを抜粋して、ざっくりと記載しました。


オリジナルECUチューニング

buildjournalが独自にチューニングしたエンジン制御プログラムです。ノーマルエアボックス+触媒レス仕様車で最大限の追加パワーを得られるそうです。触媒ありでも、増加量は限定的であるものの、OKだそうです。


オリジナルMK20(DSC)チューニング

M-trackモードに近づけた制御です。コーナリング中のアシストがギリギリまで介入しません。このチューンをすると常にこのmodeになります。後期型には対応していません。(M-track modeをコーディングして下さい)

詳細解説はこちら。


オリジナルスポーツモード(アクセル開度)チューニング

ただ単にアスセル開度とスロットル開度の相関を調整するだけでなく、乗りやすいに関する基本パラメータも調整して、よりレスポンス重視にチューニングしているそうです。


その他

ECUWORXのメニューと冷却ファンチューン、パワーセーブモードなどのオリジナルメニューを追加費用なしでオプションとして選べます。これにはCSLプログラミングも含まれています。詳しくはECUWORXメニューを見てください。


気になるお値段

329ドルです。(約5万円/1ドル約150円換算)


オーダー方法

こちらのbuildjournalのホームページからオーダーします。

buildjournalのオーダーページから、ご自身の車両情報や希望するオプションを選択し、自分の車のパラメーターファイル(BINファイル)をアップロードすることで注文できます。決済完了後、数日(5日以内)するとチューンされたBINファイルがメールで届きます。そのBINファイルを自分で書き込んで完了です。



オーナーさんのレビュー

以前、CSLプログラムを施工したオーナーさんからのリピートでこちらの施工をお受けしました。こちらのオーナーさんは前期型を所有され、とにかくM-track modeをなんとか入れられないかと相談を頂いて、こちらを提案しました。僕は後期型で試せないので、オーナーさんが人柱になるとのことで入れてみました。結果、満足のいくフィーリングになったそうでレビューを頂きましたので、少し編集して掲載しました。

こちらのオーナーさんの前提条件ですが、ノーマルエアボックス+触媒ありです
※Buildjournalの推奨はノーマルエアボックス+触媒なしです。


オリジナルMK20(DSC)チューニング

今まではタイトコーナー(ヘアピンカーブのような)だと辺に介入して作動してしまいほぼ失速したような状態だったのですが、変な介入がなくなりぐいぐい前に出ていく感じになり、きれいにコーナーを抜けていきます。うまくアクセルと連動して気持ちよくコーナーを立ち上がっていくようになっています。


オリジナルECUチューニング

ECUチューニングの方も全体的に非常に良い感じです。CSLプログラミングとのシフトタイミングなどもこれのほうがしっくりきます。もともとモーターのようなエンジンですがさらに増した感じで加速力はかなり上昇し4000回転からはかなりパワーアップしています。かといってトルクも2000回転くらいから確実に増加しているのでかなり乗りやすくなりました。どの回転域からでもスムーズに加速するようになっています。特に高速で6速からでもトルクフルに加速していくので非常に快適です。また、全体に振動や音はエンジンがマイルドになった感じがします。前の荒々しさが少しモーター感が出た感じと言ったらいいのでしょうか。


オリジナルスポーツモードスロットルチューニング

私のはもともとスプリントブースターというのをつけてレスポンスの調整をしていました。スポーツモード+ブースターで慣れてしまっていましたが、今回施工してもらってからは、そんなにレベルを上げなくても少しだけブースターを利かせるだけで良くなりましたが、それが非常にスムーズで自分の感覚にあうようになりました。数段階下げても同じようなレスポンスになっています。ブースターで上げていたときは少しぎこちない感が出ていたのですが今回の施工でのレスポンスアップのほうが自然な感じでアクセルを踏んだ時の加速感もより自然な自分の感覚に合っていてこちらも非常に良い感じです。

>この説明はこちらの解説を読むと納得がいくかもしれません。


まとめると..

とにかく自分の車両は、変えている部品と見事にマッチした感じがします。ノーマルだとどうなるのかなというのもちょっと興味あります。以前も楽しかったですが、不満な部分が改善されるようなプログラムだと思います。全体的に気持ちよさが増強された気がします。調子よすぎ&アクセルワークに慣れず、スタートでホイールスピンしたりしてます。

オーナーさまよりパワー、トルクに関係していると思われる変更部分を共有頂いたので、掲載します。

・リアマフラー
・純正形状高効率エアークリーナー
・パワープーリー
・レーシングプラグ
・イナズマダイレクトイグニッションコイル
・ステンレスオイルフィルター
・ビレンザ スーパーレーシングオイル5w-35w
・ICE FUSE



用語説明

わからない用語が一つでも出てくると、なぜだか理解しようとする意欲が削がれますよね.. オーダーページで出てくる用語について簡単な説明を記載しました。


Stock / OEM / Factory

この3つの用語は日本でいうノーマルと読み替えてOKです。ここ以外でも海外系のサイトではよく出てくるワードです。同じ意味で使われています。


Header(US)/Section1(EU)

触媒のことです。アメリカだとエキマニから触媒までを指すようです。セクション2がセンターパイプ(触媒→マフラー)、セクション3がマフラーです。これも海外では共通の意味で使われています。


E85 / E30

エタノール混合率です。アメリカだとガソリンへのエタノール混合率が85%のものと30%の物が買えるようです。アメリカでは15万スタンドあるうちの3000スタンドくらいでしか取り扱っていないようですが、Buildjournalさんがお住まいの地域だとあるんでしょうかね。E〇〇というのは世界標準のエタノール混合比率表記です。インディカーはすでにE100で、F1も2022シーズンからE10になりましたね。


施工代行を受け付けています

基本DIYを推奨していますが私に頼んでしまいたい方へ、施工代行を受け付けております。

また、Buildjournalチームと交渉し、B-spec Tuneのオプションのみをオーダーできるようになりました。詳しくはこちらをご覧ください。

詳細を確認
Muto Kazuhiro Muto Kazuhiro

E46 M3 DMEチューニング (1回目)&CSLプログラミング(13回目)の施工

 Evolve automotiv社のDMEチューニングを今回初めて別のオーナー様に施工させて頂きました。(自分の車には実施済み)

CSLプログラミングと合わせてリモートで対応しました。

試走直後のオーナーさんのコメントです。


試走から戻りました。CSLプログラムレブマッチがスムーズで1速まで行けますね(!)EVOLVEのプログラムも3000回転付近からのトルクがモリモリでLSDが入りまくりでした👍ありがとうございました。


この翌日、さらにコメントを頂きました。


昨夜は暖機出来ていなかったので少しでしたがタップリ暖めてSMGの切れとレブマッチ、エンジンパワーアップを体感出来ました。下のトルクのおかげでシフトアップ後の失速感が無くなり速度の伸びが違います(!)

 

僕もevolveのチューニングを施工していますが、今の所文句はないです。M3が速すぎて使いきれません。笑

施工費用はトータルで74,808円でした。(※イギリスポンドとの為替レートによって変動します。)


憧れのカーボンルーフ


施工中のオーナーさんとの会話で、カーボンルーフの話をしました。

オーナーさんは4年前にサンルーフからカーボンルーフにされたらしく、-21kgの体感はすごいそうです。

いやー、僕の憧れのカーボンルーフです。羨ましいです。

アンダー鈴木さんのカーボンルーフをサンビームさんで取り付けて頂いたそうです。内張はサンフールのものを流用して経費を抑えて約60万円程度とのこと。

クリア塗装をされたそうですが、青空駐車だと4年程度で塗装が剥げてしまったそうです。なのでラッピングがコスパ良くていいんじゃないかとのことでした。CSLも同じみたいです。

ちなみに、取説に書いてある車重の記載をご覧になったことはありますか?

  • サンルーフ車:1580kg
  • 通常:1560kg

と記載されています。

ってことは、ノーマルルーフをカーボンルーフにしても-1kgにしかならないってこと?サンルーフ車じゃないとコスパ悪いんじゃないかと僕は思ってしまいましたが、車検証(やカタログや取説)って10kg単位の記載だと聞いたことがあります。

それでも軽量化効果は10kg未満でしょうから、ルーフの数kgの軽量化ってどれくらい体感できるんでしょうか。

ご存知の方がいらっしゃったら教えて頂きたいです。

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Muto Kazuhiro Muto Kazuhiro

E46 M3 11、12回目のCSLプログラム施工(DMEアップデート方法含む)

11回目の施工

11回目は、対面でCSLプログラミング、M-track mode、各種コーディングをフルセットで施工しました。

こちらのオーナーさんは、M3を購入後、納車前に施工のご予約を頂いたのですが、"M"ブログを読んでフィリスターボルトの交換やブッシュ類の交換などを、納車前整備の参考にして頂いたとそうです。

ブログを参考にして頂き、ありがとうございました。

施工中の会話の中で、M3に乗り換えるにあたって奥様との交渉のお話を聞かせていただきました。

嘘と本当を上手く織り交ぜて上手く納得を引き出されたとのことでしたが、やっぱり奥様の交渉は難しいですよね..

趣味趣向性の強い車に乗り換える時、悪いところばかりが悪目立ちして、車に興味のない人には何を説明しても響かなく、半ば強硬手段に及ぶしかない、というのがこれまでだったのではないでしょうか。

昔から良く聞く話でもありますし、最近twitterやyotubeでもその後の奥様の反応をネタに動画公開されている例も目にして、今も昔もそれほど変わってないのかなと思ってます。(僕の親父が車を買うときに、母に対して嘘と本当を並べて説明していました。後で母から嘘だと分かっていると聞きました。まぁ変な遊びされるよりはマシかなという感じでした。)

嘘がバレたとき、大げんかになって今後の夫婦関係にヒビが入ってしまうケースと、分かってたわよ的に小言を言われて終わってしまうケースと大きく2つのケースがあるのかなと思ってます。

前者の方が多いのかなと想像していますが、現時点でこれに対する対策案は持ち合わせていません。今度裏付けとともにどうすれば避けられるかについて書いてみたいなと思っています。

後者については日々奥様に対してどれだけ尽くしているかだと思います。今回のオーナーさんは後者で、嘘は初めからバレていると思いました。笑


12回目の施工

12回目は、リモートでCSLプログラミングと各種コーディングを施工しました。

ご依頼はこちらのオーナーさんの方が先だったのですが、オーナーさんのクラッチ交換DIYのトラブルとDMEが古い状態で施工できなかったこともあり、延び延びになってしまいました。

大変お待たせしました。

サンビームさんのCSLコンプリートプログラミングの案内では、DMEを最新にアップデートしてから施工しますとありますが、今回その必要性が分りました。



上の画像はいつも使っているECUWORXのツールになりますが、DMEアップデートしていないとチェックボックスが無効になりCSLプログラミングを有効にできません。

このことをすっかり忘れていて施工中焦ったのですが、その日は施工を中断し、オーナー様に調査のお時間を頂きました。

そこでこのツールの開発者であるマーティンさんにGoogle翻訳を駆使して質問した所、"DMEアップデート必要だよ"と教えて頂きました。

(ちなみに私は外資系企業に勤めていますが、英語は話せもしないし読めもしません。ただ、会社のメールも研修も概ね英語て、翻訳したり、部分的に単語の意味を調べて読んだりを繰り返していくうちに雰囲気で言ってることが掴めるようになってきます。読む事より意味だけ理解する意識でいるので、英語への抵抗がグッと下がってます。※中学・高校・大学時代も常に英語は赤点&補習でした。)

本来であればISTA Pで施工する所ですが、現在ISTA Pの無料版(海賊版)の配布はネット上では徹底的に排除されているので手に入らず。(ISTA+も手に入らなくなりましたね。K+D-CANケーブルを買うとセットになっているCDやダウンロードストレージからが入手経路になりますね。)

そこでWinKFPの出番です。

他車種の手順ですがこちらのサイトを参考にしました。

違うのは、手順2のECUタイプを選択するときに、”MSS54”を選ぶだけです。

これをやったら無事CSLプログラミングができました。

それから、コーディングもキーロック長押しでミラー格納が上手くいきませんでした。

ロック解除するとハザード2回点滅は問題なくコーディングできました。

必要な項目がaktivになっていることは何度も確認したのですが、キーロック長押ししても格納されません。

ロックが解除されている状態からキーロックボタンを押し、押したままにするという操作が必要です。

ロックして、ボタンから一度手を離してしまった状態で再び長押ししてもミラーは格納されません。

その場合、ロックを解除してから再びロックし直す必要があります。

モジュールのアップデートが必要なのか、他の項目をaktivにする必要があるのか..

今回残念ながら機能を有効にできませんでした。

調査は続けたいと思います。


引越ししました

ついに山梨県北杜市白州町に引越しました。

今まで神奈川県横浜市緑区の自宅でCSLプログラム等の施工を受け付けておりましたが、今後は山梨県になります。

ですが、自宅前の駐車場入り口が、かなりの勾配で見通しが悪く、車をボコボコにしてしまいました..

来ていただくと、オーナーさんの車をボコボコにしてしまう可能性が高いので、対面での施工の場合、近くの道の駅はくしゅうでお願いすることになると思います。

引越しする前に長野県のオーナーさんへ施工したとき、この道の駅を使わせて頂きました。

以降、山梨県北杜市のPRになりますが、道の駅で汲める水がめちゃくちゃ美味しいです。

近くの"べるが通り"の景色が最高です。

その他、富士山が綺麗に見える開放感のある道など、景色が楽しめる場所が多々あり、妻がかなり喜んでいました。

両親が引越しの手伝いにに来てくれましたが、観光気分でした。笑

癒しついでに遊びにきて頂ければと思います。

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Muto Kazuhiro Muto Kazuhiro

E46 M3 乗りやすさをアップデートする2つのアプローチ

E46M3

車の乗りやすさやパワー感・加速感をアップデートする方法は、燃料噴射量マップ・点火時期・バルブタイミングなどの調整(いわゆるECUチューニング)がみなさんがイメージしやすいアプローチだと思いますが、10万円から30万円など高額でなかなか手が出ないのではないでしょうか。この記事では簡単かつ安価にできるスロットル開度チューニングをもう一つのアプローチとして紹介したいと思います。

サーキットで、常にスロットル100%状態のドライバビリティ向上を狙うならECUチューンが効果的だと思いますが、日常や高速、その辺を軽く流す程度がメインであれば、スロットル開度チューニングでも十分満足感が得られると思ってます。

僕が実際に両方やってみた体験をベースにまとめてみました。


乗りやすさってなんだろう?

乗りやすさとは、自分の期待通りに車が動いてくれるかどうかだと思います。言い換えるとアクセルを踏んだ量に対して自分が感じる加速感に納得感があるかではないでしょうか。

サーキット走行なら、シャシダイで計測したエンジン性能曲線がドライバーの感覚と直結し、性能曲線の中間点に凹み(谷)があれば、それがもどかしく感じるかもしれません。

一方日常においては、アクセル開度はせいぜい5〜15%くらいで、軽く流す場合も50%程度の場合が多いのではないでしょうか。しかもアクセル開度を固定するケースは稀で、常に開けたり閉めたりと流動的だと思います。むしろ、加速する時は”アクセルを徐々に踏み込む”操作をしていると思われます。

加速感をトルクに言い換えて説明すると、回転数の上昇とともに上がっていくトルクと、アクセルの踏み込む量によるトルク上昇の2つの要素によって、ドライバーが感じとれる加速感が決まります。

この加速感が、自分のアクセル操作に対して納得するレベルで追従してくれることが、乗りやすさなのではないでしょうか。

よって、日常レベルでの加速感を調整したい場合、自分のペダルの踏込み量に対して電子スロットル開度を調整してあげる事で、性能曲線の谷を補正してあげられると考えています。(厳密にはエンジン回転数も大きく関連してきますので、自分の運転の仕方をよく分析してから調整するのが効果的だと思います。)

ECUチューンは、点火時期やカム角度、燃料噴射量など多くの要素が絡むのでより難しいアプローチになりますが、スロットル開度チューンならアクセル開度とスロットル開度の関係性だけを見ればよいのでとてもシンプルです。

世界中でE46M3の3000rpm付近のトルク不足が言われていて、実際これを実感してなんとかしたいと思っているオーナー様は多いですよね。これに対して世界中のチューナーがシャシダイ(スロットル100%の時)の性能曲線を引っ張り出して、ECUチューニングが解決策ですと言わんばかりに高額オプションを提示しています。

改善したいのは日常のちょっとしたフィーリングだから、もうちょっと手軽にできないかと考えているオーナーさんもいらっしゃると思います。その場合、まずはスロットル開度調整から試しにやってみるのがおすすめです。


※いじる前にメンテナンス

チューニングする前に基本的なメンテナンスをするだけでも大きく不満を解消できるはずです。

僕がE46M3を購入した時、アクセル踏んだ時のもっさり感にとても幻滅しました。M3ってこんなもんなの?と。

でもプラグとオイルを替えた瞬間にシャキッとして、納得できる加速感になりました。

他にも、エアフィルター(空気量)、燃料フィルター(燃料噴射量)、O2センサー(燃料噴射量を決める)などの基本部分を交換・清掃するだけで十分乗りやすくなると思います。

乗り方が変わったり、メンテナンスをしたら学習値のリセットでも変わると思います。

さらにちょこちょこエンジンを高回転(4000rpm〜8000rpm)まで回すことでこびりついたスラッジを吹き飛ばしたりできるのでは?と思います。

今まで、CSLプログラミングなどの施工でほぼノーマルベースのM3を乗り比べさせて頂きましたが、僕のM3の加速感より凄いと思ったのは1台だけでした。

オーナーさんに話を伺った所、基本メンテナンスをきっちりやられていたのと、日常的にアクセルを踏み込んでいる頻度が僕より多いとのことでした。


スロットル開度調整

E46M3オーナー様なら、アクセル操作に対するスロットル開度のマップを、コンフォートモードかスポーツモードを選べるのはご存知だと思います。

スポーツモードにするだけで車が別物になります。SMGのスピードも上がります。(プログラムのパラメータを見てみるとそういうMAPになっているので間違いありません。)

E46M3の場合はこの二つのモードの違いを認知する所からが始まりだと思います。

これを踏まえた上でのアプローチを紹介したいと思います。


スポーツモードメモリー

コンフォートモードだと加速では軽自動車に捲られるM3ですが、スポーツモードだとそんな不満とは無縁です。

常にスポーツモードだと良いなと思っても、E46M3の標準状態だとエンジンを一度切るとコンフォートモードに戻ってしまいます。

スポーツモードメモリーをプログラムをすれば、再スタートした時もスポーツモード状態になっていて、わざわざボタンを押す必要はありません。

ECUWORXのツールを使えばDIYで簡単に設定できます。


アクセルペダルと電子スロットルの関係を調整

スポーツモードの弊害としては、バックするときちょっとしたアクセル操作でも過度に加速してしまうことです。

慣れればいいと言われたらそれまでなのですが、僕の場合妻も乗るので、運転に不慣れな妻だと駐車時に家を破壊するリスクがあります。笑

そこで、家族みんなにやさしいチューニングを考えた時、コンフォートモードの底開度部分を少し上げるのが妥協案でした。

僕がちょっと加速させたいときに使ってたアクセル開度10%をターゲットにして数値をあげて周辺とのバランスを考えて20%の部分も少し上げました。

急発進を防ぐ目的で5%部分はそのままです。

下のグラフのように、OBD2スキャナーで買い物に行く時の20分くらいの走行データを取り、自分のアクセル開度の使用頻度をグラフ化して自分のアクセルの踏み方を見える化してみました。


横軸をスロットル開度(SAE.TP %)縦軸と出現頻度(回)に並べたグラフです。僕は日常では大体4000rpmくらいまでしか回しませんが、ちょっと加速させた時は12 %くらいしかスロットルを開けていないことがわかりました。

下の画像が調整前です。


縦軸のPedal(%)に対して左のValueの値を以下のように変更しました。

  • 10 :  5→9
  • 20 :  15→19
  • 30 :  27→31
  • 40 : 41→45
  • 50 : 53→57
  • 65 : 69→73
  • 80 : 83→87

下の画像は調整後です。

これによって、妻の安全を維持しつつ、僕がある程度満足できる楽しさをプラスできました。

この調整も同じくECU WORXのツールでDIYできます。


ECUWORX×Evolve Automotive ECUチューニング

引用)ECUWORX

スロットル調整をした状態でECUチューニングをやってみました。

色々なECUチューニングがある中で、3000rpm付近の乗りやすさと高回転域のMAXパワー向上を謳ったイギリスのEvolve Automotive社のECUチューニングを選びました。

他のチューナーからは、高回転域の絶対パワーを追求したり、排気音に拘ったもの(確かスーパースプリント社だったような?)などが出ていますが、僕は日常の乗りやすさを改善したかったのでEvolveのものにしました。

ただ、コンフォートモードのスロットル開度を調整をした状態でこのEvolveのECUチューニングを行ったら、加速感が高くなりすぎてちょっと気持ち悪くなってしまいました。

なのでコンフォートモードのスロットルを後日戻したらちょうど良くなりました。

スロットル調整はほぼ無料に対してECUチューニングは45,000円ほどかかったので、あくまで日常にフォーカスしたらスロットル調整で十分です。


スロットルチューニング&ECUチューニングを代行

僕はDIYを強く推奨したいのですが、やっぱりそれは面倒だったり、コンピュータ系は苦手だという方の為に施工代行をお受けしております。

スロットルチューニングは30,000円

僕の車を運転して頂いたり、オーナー様のアクセルの踏み方を見える化した上で、開度調整をしたり、結果をレポートにしてお渡ししたり、体験をカスタマイズして提供できたらと思います。そしてレポートはブログに公開させて頂いて、他のオーナー様の参考になるようにさせて頂きたいです。

また、オーナー様が今まで愛車にどんな手入れをされてきたのかお伺いして、皆さんの参考になるように出来たらと思っています。


ECUチューニングは施工代行30,000円+仕入れ値(4〜5万円)

今回Evolve社のECUチューニングを紹介していますが、同じような方法で施工出来るECUチューニングが他にもあります。



たとえばアメリカのbuildjournalのECUチューニングはM-trackモードが不可能な前期型にM-trackに似た制御を入れるチューニングが含まれていたりします。

この会社のオリジナルスロットル調整(スポーツモードのさらなるスポーツ性アップ)も含まれています。

僕が紹介している以外にも、オーナーさんが見つけてきた物を代行して施工します。(他にも色々あるので)

日本国内ではこういった自分で書き込みできるサービスがなく、海外サービスは5万円以下が相場です。

英語が苦手、ツールのことがよくわからない、1度しかやらないから頼んだ方が良いなどございましたら注文&施工を代行します。(海外でもリモート作業が一般的ですが、海外の場合はケーブル購入&リモートセッティングを自分でやらなきゃいけないし会話が英語なのでハードルが高いです。)

こちらからオーダーを受け付けております。

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Muto Kazuhiro Muto Kazuhiro

E46 M3 8、9、10回目のCSLプログラミング

ここ3ヶ月の間に、CSLプログラミングを3人のオーナー様に、リモート・対面両方で施工させて頂きました。

本当は、1回毎に1記事で、オーナー様とのやりとりを書かせて頂きたいのですが、最近時間が取れずまとめて書かせて頂くことにしました。


名古屋から来て頂いたオーナーさん(8回目)

こちらのオーナーさん、実は名古屋のショップさん経由で一度CSLプログラムを施工されていたのですが、いまいち効いてないとの事で再施工が目的でご依頼を頂きました。

E46M3は2台目で、1台目もCSLプログラミングは施工されていて効果は良くご存知でした。

ショップさんに効いてないよね?と何度も確認するも、こんなもんじゃないですか?と言われ取り合ってもらえなかったそうです。

やるにしても施工料10万で、オーダーストック持ちで3,4ヶ月かかるとの事で、僕の所に依頼して下さったそうです。

データを吸い上げてみると、確かに書き込まれています。でも確かに反映されてませんでした。

なので僕の方でデータを書き込みし直しました。

するとちゃんと反映されました。


埼玉から来て頂いたオーナーさん(9回目)

こちらのオーナーさんは、サンビームさんの触媒レスフロントパイプに交換されていました。なのでCSLプログラミングと一緒にbuildjournalのアフターファイヤーも施工させて頂きました。

3段階のstageがあるのですが、一番アグレッシブなstage3を施工しました。

試運転では負荷かけても音がしなかったので、様子を見て頂いたら、後日、エンジン壊れてるんじゃないかと思うほどパンパン言いますwとメッセージ頂きました。

ちなみに、サンビームさんのフロントパイプで、そのまま車検に行ったら門前払いされたそうです。

純正触媒のストックは必須ですね。


大阪のオーナーさんはリモート対応(10回目)

リモート施工は今回で2回目でした。

こちらのオーナーさんは、OBD2コネクタが中に陥没していてケーブルが刺さらないトラブルから始まりました。

最初、ケーブルがすぐ抜けてしまうという症状から、コネクタの向きがちがったり、押し込みが足りてないことを疑ってしまったのですが、リモートのままPCのインカメをコネクタの位置に向けて頂いて確認してみたら、コネクタが陥没していました。笑

オーナー様にステアリングの横の収納を外して頂いて、中からコネクタを取り出して直接繋いで頂きました。

これによって問題なく施工できました。


近況

10月に山梨への引っ越しに向けて準備が忙しくなってきました。加えて本業の方も新しい取り組みで忙しくなり、手が回らなくなっています。

新サービスの開発も止まってます。

車検が10月末に迫っていて、今回ユーザー車検に挑戦してみようと思っていますが、その前のメンテナンスもやらなきゃなと思って手が回っていません。

CSLプログラムやコーディングのご依頼を頂いていますが、調整の為のご連絡が遅くなっており申し訳ございません。

時間と気持ちに区切りがついた時に返信をさせて頂いてますので気長にお待ち頂けると助かります。


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Muto Kazuhiro Muto Kazuhiro

E46 M3 7回目のCSLプログラミングはリモート対応でした

今回初めてリモートでCSLプログラムの施工をさせて頂きました。

ご依頼は福岡からでした。

半年前に、初め出張でのご依頼を頂いたのですが、家事育児で妻から出張許可は下りず、お断りをしていました。

パソコンがもう一台あればリモートできるかもと思ったのですが、約10万円の設備投資できる余力はなく、諦めかけていました。そもそも需要も分からなかったので、投資回収の見込みもありませんでした。

妻が独身時代に使っていた2014年モデルのPCがあったのですが、Wi-Fiユニットが死んでいたこと、動作が死ぬほど遅かったこと、写真が500GBもあり移行がめんどくさくメンテナンスの腰が重かったのです。

それでもオーナー様からの強い要望を頂いた為、約6ヶ月もかかってPCをメンテナンスして、やっとのことで施工させて頂きました。

こちらのリモートガイドに従い、問題なくスムーズに施工できました。

オーナー様には車の激変に満足して頂けたと思います。


通常コーディングを試験的に実施

今回、僕の車にもやったことのないデイライトやUSマーカー、ミラー格納などの通常コーディングを実施しました。

実験でしたので、追加費用は頂かずに対応しました。

うまくいかず、3回に渡ってやり直しをしました。

国内、海外情報が整理されてなくて調査に手間取りました。

自分の車で実験できたらよかったのですが、その時間はもらえずオーナー様に実験台になって頂きました。

今回の実験でうまくいったオプションは、こちらのE46 M3 coding listにまとめました。


通常のコーディングは追加料金で対応

通常のコーディングは5000円で対応させて頂きます。

コーディングのみのご依頼も5000円。

CSLプログラミングやM-trackモードと同時施工でも+5000円を頂きたいと思います。

過去にCSLプログラミング等を施工させて頂いたオーナー様も、コーディングご希望の場合は新たに5000円を頂きたいと思います。

その他コーディングのニーズの例をあげると、ブレーキローターやステアリングラックをCSLまたはコンペティションパッケージ(通称ZCP)にした場合、DSCがノーマル状態だと思って制御してしまいます。

NA M3 forums(アメリカ)やM3 cutter(イギリス)によると動きがだいぶ気持ち悪くなるという書き込みもありました。

それは、DSCがステアリングの舵角とホイールスピード、スロットル、などなどセンサー情報を読んで、スロットルやブレーキなどの操作に介入するからです。

これをコーディングでローターやラックをCSL(コンペティションパッケージ)に変えたよと、教えてあげるだけでDSCを本来の動きにできます。

DIY後にこちら未対応でしたら、通常コーディング料金で対応させて頂く事もできます。


近況

山梨県北杜市の自宅も完成に近づいてきました。

2021年10月に引っ越すので、対面での施工をご希望される場合は山梨へきていただくことになります。

山梨県北杜市は自然豊で空気を吸っているだけで気持ちが洗われます。

リフレッシュも兼ねて来て頂くこともおすすめです。

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Muto Kazuhiro Muto Kazuhiro

E46 M3 CSLプログラミング、DMEチューン、コーディング等のリモート施工準備について

リモートで、CSLプログラミングやDMEチューンの施工を受け付けています。

セットアップしたパソコンとケーブルをオーナー様へお送りして、オーナー様がパソコンと車を繋いで頂ければ、僕がリモートでそのパソコンを操作して施工します。

そこで、オーナー様向けに、リモート接続のガイドを作成しました。

このガイドを見て、対応頂けそうな場合、リモートでを施工することが可能です。

尚、施工中にリモート接続が切れてしまっても大丈夫か?については大丈夫です。

施工は、お送りしたPCが行います。

リモート接続が切れても施工はPCが継続してくれます。

なので僕がリモート接続し直せば、続きの手順から再開することができます。


※最終更新:2021/12/17


施工概要



オーナー様には、リモート接続以外にも約6回のキー操作をして頂きます。

施工が終わったら、試運転をオーナー様ご自身で行って頂き、動きが今までと全然違うことを確認して頂けたら完了です。


準備

PCを受け取って頂いてからの、大まかな流れを記載します。

  1. PC立ち上げ
  2. インターネット接続
  3. リモート会議接続
  4. リモート操作接続
  5. PCと車両の接続
  6. キー操作
※施工にVIN(車台番号)が必要になりますので、車検証をお手元にご用意ください。

1. PC立ち上げ


上の写真のように、PC本体と電源ケーブルとK+D CANケーブルが同梱されていることをご確認ください。(PCは妻が独身時代に使っていた2014年モデルのVAIOです。)



PCを電源に接続して頂いてから、PCの電源をONにしてください。写真のように右側に電源ボタンがあります。



Windowsにログインして頂きます。ログインパスワードは「e46m3m」です。



K+D CANケーブルをPCに接続して頂きます。左側のUSBポートをご使用ください。(右側のUSBポートはWiFi子機を使用しているため、使用しないでください。)


2. インターネット接続


オーナー様ご自宅のWiFiに接続してください。接続パスワードは、オーナー様ご自身で設定されたものをご入力ください。(接続先は、PCを返却頂く時にオーナー様で削除して頂くか、ご返却頂いた後、僕の方で削除します。)

ここまでを、施工前までに済ませておいていただければと思います。

また、このPCは古い為バッテリーが死にかけています。

基本的には延長ケーブルなどで電源に繋いだまま施工させて頂きたいですが、どうしても電源確保が難しい場合は施工直前まで充電をお願いします。


3. LINE電話

施工時間になりましたら、LINE電話で会話しながら施工させて頂きたいと思います。

今まではGoogle Meetでテレビ電話を使っておりましたが、PCが古すぎるせいかマイクのハウリングがすごくてとてもやりにくかったです。

なので事前にLINE ID登録をさせて頂きたく思います。

私のLINE IDはオーダーを頂いた後にメールで連絡致します。


4. リモート操作接続(Google Remote Desktop)

PCの電源を入れ、ネットに繋いでいただければ、僕の方からアクセスできるので操作不要です。


5. PCと車両の接続

ここから施工に入っていきます。


K+D CANケーブルを車両のOBDⅡコネクタに接続してください。接続がうまくいくと写真のようにケーブルが光ります。OBDⅡコネクタは、ライトスイッチの下の方にあります。(写真は右ハンドルになりますが、左ハンドルだと逆になります。)


6. キー操作


ここから施工に入っていきます。キー操作のタイミングは僕の方からお知らせ致します。

キーオンする場合は、イグニッション手前の動作チェックが入る位置(よく"2"の位置と言われます)に操作してください。

この時に、エアコンやナビ、オーディオなど電気を使うものは、極力オフにして頂くようお願いします。

これ以降は僕の操作がメインになります。


上の図のように、LINE通話でやりとりしながら施工していきます。

施工が終わったらオーナー様で試運転をして頂きます。

車の動きが別物になるので、施工されたかどうかはすぐに分かります。

その違いを体感して頂けたら完了です。


PCの返却


クロネコヤマトさんのパソコン宅急便で、PCの返却をお願いします。

発送は元払い(オーナー様送料ご負担)でお願い致します。

PCをお送りした時の専用BOXを再利用して返却をお願いします。

専用BOXは再利用しますので、丁寧にお使いいただけると助かります。


施工料のお支払い

施工後に、施工料+送料(私からPCをお送りした分の送料)をお願い致します。

お支払い方法は、

  • PayPay
  • 現金をPC返送時に同封頂く

のいずれかでお願い致します。

施工料は+1500円(発送分の送料)をお願いします。※実際の送料は1100円から1300円なのですが、繰り上げ分はPC送付用の梱包資材費(一箱1300円)の買い替えに充てさせて頂きます。

オーダーは"こちら"からお願いします。



詳細を確認
Muto Kazuhiro Muto Kazuhiro

E46 M3 6回目のCSLプログラミング

今回は、2005年の新車購入後、ワンオーナーでずっと乗られているオーナー様からのご依頼でした。

現在お子さんが2人いらっしゃって、M3一台の運用だそうです。

日常領域の刺激アップ&シフトのスムーズさを求められてのご依頼でした。

それから、チャイルドシートの情報や、車の趣味と奥様との関係、トラブル体験談など色々お話を伺うことができました。

このご依頼の醍醐味は、オーナーさんたちと色々情報交換できることです。

一番刺激的だったのが、SMGのオーバーヒートで東名走行中にSMGがシャットダウンしてしまったお話でした。

サンビームさんで対策して頂いたそうで、以後トラブルは出ていないようです。

参考:E46 M3 SMGオーバーヒート対策 *話がそれますが、記事の最後にE46M3のトラブル集のリンクがあり、とても参考になります。

他、国内ではハイドロリックユニットを移設された方の例もありますし、Burkhart Engineeringからは移設パーツが販売されています。(ただしこのパーツ(ブラケット)はABSユニットを除去した場合に限るそうです。右ハンドルの場合、DME下に空きスペースがありますが、現時点だとワンオフの必要がありそうです。この辺は調査中です。)

ここ半年のインスタでは、グリュックレーシングさんでMT換装されたM3を4〜5台は見たので、中古のハイドロリックユニットが手に入るかも?と勝手に思ってました。


今回もオーナーさまよりレビューを頂きましたので、そのまま掲載させて頂きました。


プログラムを書き換えたのは大正解でした。もっと早く知っていれば...

以下感想です。

① 1速⇒2速の変速時が一番ショックが大きい(モード5の話です)

街乗りの回転数と速度だけかもしれませんが、他の変速時と比較して、1速⇒2速の変速時が一番「バンッ」と強めの衝撃がありますね。アクセルのコントロールで変化するので、色々試しています。

② 極低速(信号で止まる直前程度)では、3速⇒2速での回転は合わせきれないノーマルよりは遥かに良いのでそんなに気にするところでもないのですが、極低速時のシフトダウンではブリッピングとクラッチミートのタイミングが少しずれますね。

③ シフトアップ直後の減速感が激減

プログラム書き換え当日も感じていましたが、クラッチミートが早いのでシフトアップ直後の減速感がほぼ無く、むしろその瞬間加速するような感覚です。ノーマルの減速感に慣れてしまっていたため、そのせいで余計に加速感を感じている気がします。

④ エンジンのフィーリングが変わった?

燃調マッピングが変わったような感覚があります。気のせいだと思っていますが、何か変わった感じがします。恐らく、シフトアップの際の減速感が激減したせいでそのように感じているのでしょうね。


オーナーさんが感じられたメリットデメリット両方を掲載させて頂きました。

この後、何日か乗られた後のコメントも頂きましたので共有します。


その後色々と乗り方を変えてみて分かりましたが、アクセル開度によるクラッチミートの変化がノーマルよりも大きく感じます。

モード5でも思ったよりはガツガツしないで使えているので、 ほとんどモード5しか使用していません。 

低い回転域でしか使わずに走っていると、シフトダウン時はブリッピングされてからワンテンポ遅れてクラッチミートされます。

低い回転域 だとSMGの制御を穏やかな方向にしようとするせいだと思いますが、クラッチミートのタイミングが遅くなるだけで、優しくつなぐわけではない所が不思議な制御です。 

SMGは7~8年前くらいにエア抜きや学習リセットをしたくらいなので、もしかするとポンプの方がヘタっているのかもしれません。


後日、SMGポンプの状態を比較されますか?近々通常のコーディングメニューも追加する予定ですのでよろしければその時にでもポンプの状態を見える化させて頂くこともできます。


ちゃんとメンテされていれば、フィーリングは長持ちする?

僕のM3とオーナーさんのM3を乗り比べました。

アクセルを踏んだ時のツキというかトルク感が、僕の車とほぼ変わらないかもっと良く感じました。

コンフォートモードのSMGシフトロジック5での比較です。

トルク感に影響を与えそうなアップデート内容を、僕とオーナー様とで比較します。


  • エンジンオイル:0W30パワークラスター
  • アイスフューズ
  • サクラムフロントパイプ
  • 軽量フライホイール
  • CSLプログラミング
  • 排ガス保護制御OFF

オーナー様

  • エンジンオイル:10W60ワコーズ
  • VANOSオーバーホール


正直なんか悔しかったです。笑

僕のM3は5、6番ピストンあたりのヘッドからカチャカチャ音が聞こえるのですが、オーナー様の車は聞こえません。(僕の車はロッカーアームが削れてると思われます。)

共に10万キロちょっと越え。

僕の自宅前を通るE46M3、2〜3台は、みんなカチャカチャ音がするので持病なのかなと思ってましたが、オーナー様のM3からは聞こえません。笑

オイル管理が良かったのかなぁとか思いながら、今後この要因を探っていきたいなと思っていました。

ヘッドオーバーホールの前にタペット調整とかやってみたいなと思ってます。

自分で出来ないかな..

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Muto Kazuhiro Muto Kazuhiro

E46 M3 6MT コンフォートモードのスロットルチューニングで日常の乗りやすさアップ

今回、6MTに乗られているオーナー様から、コンフォートモードのスロットル開度調整のご依頼を頂きました。

走り出しからの、低速域のフィーリングが悪いということで、スロットル調整で低速のタルさをカバーしたいとのことでした。

オイル交換もしっかりされ、プラグ交換やプラズマダイレクトも導入、O2センサーを清掃されて、打てる手は尽くしたのに、改善しなかったそうです。

今回スロットル開度調整併せて、触媒保護制御OFFと点火タイミング学習値リセットも行いました。

相乗効果で、かなりのフィーリング変化を体感して頂けたようです。

一つ一つ効果を確認しながら調整

今回は以下のような流れで、調整支援をさせて頂きました。

1回目のチューン:触媒保護制御&セカンダリーO2センサーモニタリングOFF(他コーディング含む)

試運転確認:効果体感!この時点でオーナーさんビックリ。

2回目のチューン:コンフォートモードのスロットル調整

試運転確認:効果そこそこ体感!!

3回目チューン:コンフォートモードのスロットル再調整

試運転確認:効果体感!!!

最後に、DMEリセット

試運転確認:さらに効果体感!!!!

一つ一つ効果を確認しながらチューニング&リセットを加えていきました。

毎回変化を明確に確認できて、オーナーさんは感動されていました。

いやぁ、僕も一つ一つ変化を確認する事はしてなかったので、勉強になりました。(自分のことなるとせっかちで、なんでもスッと飛ばしてしまいます。)

スロットル調整値

今回の調整値を掲載させて頂きます。(オーナーさんご了承済み)

コンフォートモードスロットル調整後

左側 Pedal(%) が、アクセルの開度で、右側の Valueがスロットル開度です。

つまみを動かすと、スロットル開度の方の数値を変更できます。

コンフォートモードスロットル標準

こちら調整前の数値を参考に載せます。

これだけ見ても、低開度のタルさがわかりますね。

スポーツモードスロットル標準

数値を見ると、コンフォートモードと全然違います。

E46 M3/E39 M5のECU学習リセットツール

今回、ECUの学習値リセットに使ったツールを紹介します。

ECU WORXで無料で提供されているツールです。

ケーブルとWindowsPCさえあれば簡単に使えます。

こちら、今回のオーナー様のリセット前の学習値です。

ケーブルをつないでキーを回したら、Identify ECUを押して、Read Adaptationを押すと学習値が読み込まれます。

Reset Adaptationを押すと、学習値がリセットされます。

こちらがリセット後の状態です。

それぞれの値が何を示しているかは、勉強中です。

各シリンダーの点火タイミング補正値とVANOSの動作角補正値、短期燃料トリムと長期燃料トリムの記録がされています。

さらに、エラーコードの読み取りやリセット、コーディングできる残り回数の表示もしてくれます。

Flashes remaining : 25と書いてありますね。

基本30回みたいなので、あと25回です。

このカウンターをリセットするツールもあって、僕はライセンスを購入しています。

MSSFlasher

*使い方ガイドのYoutubeと実際のアプリの操作が違います。僕はこれにやられました。今回このツールのテストをやって失敗してしまいまいた。僕の車は一時的に文鎮化(置き物化)しましたが、開発者の力を借りてなんとか復旧できました。

現在は、QuickFlashを使用しています。

調整支援を受け付けています

CSLプログラミングのようなOne-Shotチューンだけなく、スロットル調整のような調整支援も受け付けています。

1回こっきりではなく、ご自身で乗って頂いた後の再調整も込みで対応致します。

お互いのM3を試乗しあったり、今回のように変化を一つ一つ確認しながらじっくり対応させて頂きます。

また、Buildjornalのスロットルスポーツ+チューンやカスタムトルクマネジメント変更も可能です。

トルクマネジメントやデューティーサイクルの見直しで、アクセルタッチが大きく変わります。

これはやってみなけりゃ分からない感覚です。

E46M3
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E46 M3 開発車両のスペック

E46M3のパフォーマンスアップデートをご依頼を頂いたオーナー様たちの共通の要望は、"他の人のM3と自分のM3を比較して自分のM3の状態を把握したい"でした。

この要望を少しだけ叶えるべく、僕のM3の状態を書いておきたいと思います。

みなさん、E46M3の運転フィーリングに惹かれており、このフィーリングをどこまで高められるか、改善できるのか、見当つかないことにモヤモヤを感じられていました。

評価指標がないから、メンテナンスやアップデートにどれだけお金と時間をかけていいのか判断が難しい、というのがみなさんの共通の悩みだと思います。(僕もです。)

この悩みを解決しようと、誰もが納得できる評価手法を開発したいと思い、その経過を記録していこうというのがこの”愛車の性能を手軽に見える化”シリーズです。

施工に来て頂いた時に、お互いのM3を乗り比べて(実際にハンドルを握って頂いて)評価し合うのを楽しみにしてくださるオーナー様もいらっしゃるので、僕のM3の仕様を書いておきたいと思います。

アップデート:2024/7/28

日常の楽しさアップを重視し、操作に対するレスポンスアップに特化したアップデートを実施

比較するなら純正の新車が理想です。でも無理なので、よくある故障箇所を一通りリフレッシュした今の状態を基準にして頂きたいと思います。

なるべくノーマルの特性をそのままに、自分の操作に対する応答性(レスポンス)アップに関するアップデートをしています。

アプリが完成したらパワーアップに関するアップデートも実施して数値で変化を見ていただけるようにしたいと思いますが、今は性能アップは極力抑え、日常での楽しさアップを狙ったアップデートをしています。

パワークラスターエンジンオイル

パワークラスターレーシングオイル漆黒 0w30を入れています。純正の10w60と比べてかなり柔らかいので、レスポンスは鋭いです。故障リスクが高いのではないか?と他のショップさんに言われていますが、5年間入れ続けて今の所壊れていません。

大丈夫な根拠は、実はオイル業界の特殊性ゆえ証明が非常に難しいのですが、コンプレックスエステルをベースオイルに利用していることやパワークラスター独自の油膜調整剤を利用していることが強靭な油膜保持能力を実現しているようです。

ただ自動車の専門家であれば、純正指定粘度を推奨するのではなく目的や用途・これまでの経験によって最適な銘柄や粘度をチョイスしているようです。

ICE FUSE

超低音冷却処理で金属配列が整えられたヒューズです。メーカーが、もともとオーディオの音質改善の為に開発した物が、全部ヒューズ変えてみたらパフォーマンスも上がった!と売り出している商品です。D1などのモータースポーツでも採用されているようです。僕はエンジンコントロール部分と燃料ポンプとSMGへの電源供給のみ変えています。これはインジェクターやイグニッションコイル、電磁弁などに対して電気指示信号の伝達速度が上がれば車のレスポンスが上がるのでは?と考えたからです。アルミテープチューンと同様に都市伝説扱いされそうなパーツですが、僕はトルク感がアップしたなと感じています。

参考:ICE FUSEのパーツレビュー

Turner製 CSLスタイル カーボンエアボックス

CSLスタイルカーボンエアボックスといえば、カーボニアスが王道ですが、乗り比べたところTuner製の方がサウンドもレスポンスも官能的です。ただし、4000rpmまでの燃料調が合わないので、ベースマップおよびWOTマップのチューニングが必要です。

しかし、NAM3Forumで共有されたDIYチューニングアプローチのおかげで、最も安価にS54エンジンの旨みを引き出すことができます。

深澤自動車軽量フライホイール

深澤自動車さんの軽量フライホイールを入れています。クラッチは純正です。これに慣れると純正には戻れないです。ジャダーや振動は全く気になりません。

CSLシフトプログラム

シフトスピードの早さ、シフトダウン時のブリッピング&滑らかさは、純正と比べ物になりません。軽量フライホイールとの相乗効果で動きにダイレクト感が出て楽しくて仕方ありません。まだ施工されていない方はDIYに挑戦してみてください。(ご依頼も受け付けております。)

Buildjornal B-spec Tune Throttle Sports+

コーナー立ち上がりやシフトチェンジ後のエンジンレスポンス応答性とドライバーのアクセルペダル操作とは別に車が勝手に制御しているスロットルの動作特性(トルクマネージメントと言われています。)を、レスポンス重視に変更するものです。

これによって、アクセルを踏んだ瞬間の強烈な加速感がそのままどんどん伸びていくフィーリングに変わります。ノーマルに慣れているとおっとと、、いう感じで人間が置いていかれる感覚に変わります。さらに、1速、2速でアクセルをドカンと踏んだ時、ガックンガックンして少しアクセルを抜かないとまともに走れなかったと思いますが、これが無くなります。この問題はダブルマスフライホイールやデフマウント、サブフレームブッシュのヘタリが原因と思われていたかもしれませんが、スロットル制御特性も一つの原因でした。

これまでスロットルチューニングといえば、アクセルペダルとスロットル開度の相関修正するだけのものでしたが、その他のパラメータを調整することでよりアクセルに対する応答性の高い特性に修正することができます。このチューニングは本来B-spec tune(DMEチューニング)のオプションで選択できるものでしたが、解析してスロットル部分だけのパラメータをコピーできるようになりました。)

ノーマルDMEデータにもコピーしてみましたが、いい感じです。

サクラムフロントパイプ

フロントパイプをエキマニの延長で考えて、低速でのトルクアップを狙って開発されたものです。音も純正と比べるとかなり大きくなりますし、スポーティーな演出もしてくれます。マフラーはノーマルです。

CPM

フロアトンネルの架橋を繋げてボディ剛性アップするパーツです。Studieさんがめっちゃ効果あるよ!と宣伝されていますよね。他のオーナーさんも体感できた!とレビューされています。僕も体感できました。高速で車線変更するだけで、ステアリングレスポンスが良くなることを体感できます。一方で、車線変更でここまでのレスポンスはちょっと邪魔だなとも思いました。

Z3(Mではない)ステアリングラック

 ラック交換といえばZ4M純正か標準Z3かCSL純正かパープルタグのラックかの四択の中、最もコストの安いZ3を選んでます。これは楽しいの一言です。

ビルシュタインB12

純正形状のサスペンションです。輸入代理店のガイドを要約するとノーマル特性だけどちょっと固めだよ、と受け取れました。KWに比べ、ロールした後の立ち上がりが早いですね。街乗りでは小さい段差でも感じる突き上げ感が強めなのが気になります。乗り心地を除けば、高速コーナーでの接地感やタイヤの上下の動きを感じ易く、スライドするかしないかのギリギリ感がよく分かりコントロールしやすいです。

アルミテープ

都市伝説の代表格でしょうか?僕は、定番のステアリングコラム下とエアクリボックスの段差付近に貼ってます。効果があったかどうかはもう忘れてしまいました。4年前に貼ってそのままです。慣れちゃうとそんなものですよね。

パワークラスターデフオイル

パワークラスターのデフオイルです。ショップさんの特別オーダー仕様です。これももう4年は入れ続けているので、変えた時の体感は忘れてしまいました。他のメンテと同時にやってしまったので、体感が薄かったのだと思います。残念。

パワークラスターミッションオイル

こちらもパワークラスターのオイルで、ショップさん特別オーダー仕様です。SMGのギアチェンジ速度が早くなりました。停止する時に1速に戻るスピードが純正と比べ半分くらいになりました。

GruppeMブレーキライン

Gruppe Mのメッシュブレーキラインに交換しています。ブレーキフィーリングのダイレクト感を期待して入れました。思ってたよりもダイレクト感は得られません。多分パッドの影響が強いのだと思います。

DIXELブレーキパッド

DIXCELのTypeMだと思います。購入時の納車時に、新品に替えて頂きました。日常ではダストが出なくて良いのですが、奥が全然効きません…。乗り換えたばかりの時に、峠の下りでフルブレーキかけたら、全然効かなくて死ぬかと思いました。笑 いくら踏んでもスルスル〜って感じでした。

Hankookタイヤ

ハンコックのv12 evoを入れています。F:235/40R18、R:265/35R18です。純正より幅広なのは、ハンコックの前にナンカンのNS2-Rを入れていて、純正同等サイズがなかったので上記サイズで入れました。交換した時にそのままのタイヤサイズを継続したという流れです。

この他にダビンティのプロツアラーを使ってみましたが、ちょっと硬すぎる感が強めです。バランスを考えたらハンコックが良いなと思ってます。

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Muto Kazuhiro Muto Kazuhiro

E46 M3 5回目のCSLプログラミング&初めてのM-track mode施工

E46M3

今回依頼いただいたオーナー様のM3は、なんと走行距離ほぼ30万キロ!

初めて見ました。笑

購入された時、既に18万キロだったそうです。

購入後6年(確か…)で12万キロ積み増して30万キロの大台に達します。

いやぁ、夢があります。笑

トラブルなどどうでしたか?と伺った所、こちらの記事(E46 M3 よくある故障と修理費用の目安)でまとめた内容は、ほぼ全てやりました。笑 とのことでした。笑

試乗した感じ特に違和感なく、10万キロと30万キロで何が違うの?って感じのフィーリングでした。

内装もめちゃめちゃ綺麗で、30万キロも走っているなんて到底思えない状態でした。

DIY補修されたり、結局新品に変えたり、紆余曲折しながら今の状態に辿り着いたそうです。

いただいたコメントです。


昨日はありがとうございました。

そこそこな雨の中でしたが、おかげさまで246号線を楽しく走ることができました。

それにしてもロジック5でのシフトチェンジの速さは電光石火のごとくですね。

1速で引っ張って⇒2速にしたときの「ガツンッッ!」には少々焦りました。。

これまでずっとロジック3でしたが、街乗りではロジック2でももう十分かなーと思ったりしますが、様々試してみようと思っております。

今回は誠にありがとうございました。

これからもブログにて有益な情報の発信をぜひお願い致します!


こちらこそありがとうございました。

こちらのオーナー様、最近SMGハイドロユニットを丸っとASSY交換されたそうです。

MT化とかなり悩んだそうですが、SMGがご自身のスタイルに合っているのと、30万キロも乗っているので予防保全としてASSY交換されたそうです。 

それから、併せてM-trackモードの施工を、今回初めて実施させて頂きました。

自分で作った手順書をみながらの作業です。

参考:E46 M3 M-track modeのDIY手順

手順に従い、スムーズに施工できました。

以前、これをみて施工された方からスムーズに施工できた!と報告いただいていましたが、自分でもやって上手く行って、めちゃめちゃホッとしました。笑


お互いのM3を試乗


オーナー様は足回りの交換もご検討されており、僕と同じビルシュタインB12にしようか悩んでいらっしゃいました。

そこで、僕の車に試乗して頂き、現在の乗り味と比較して頂きました。

全然違いました。笑

B12はシャキッとしていてスポーティな感じです。

段差を越えた時の突き上げ感をどう捉えるかだと思いますが、オーナー様は好みのようでした。(僕は気持ち強いなと感じます。=もう少し弱くして欲しい。)

僕もオーナー様の車に試乗(CSLプログラミングが反映されているかの走行テスト)した時に、へたってる感をばっちり感じました。笑

いや〜失敗しました。

データを取らせて貰えばよかったです。

明らかに人が体感できる変化を見える化してみたら、どんな数値変化を示すのか、めっちゃ気になります。

参考:愛車の性能を手軽に見える化2 〜ロールとピッチ編〜

う〜、後悔。。


E46 M3

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Muto Kazuhiro Muto Kazuhiro

E46 M3 4回目のCSLプログラミング


山梨県北杜市白州町の土地契約に行ってきました。

これに合わせて、道の駅はくしゅうでオーナー様と待ち合わせし、そこでCSLプログラミングを施工させて頂きました。

オーナー様とは、年始にお問い合わせを頂いて、3ヶ月越しで施工させて頂くことが出来ました。

オーナー様は長野県にお住まいで、当初横浜まで来て下さるとのことでした。

ただ、雪の状況を見てというオーナー様と、土地の契約で僕が山梨に行くタイミングが合えば、山梨でお会いしましょうと調整させて頂きました。

自宅以外の施工は初めてでしたが、問題なく完了できました。

オーナー様よりレビュー頂きましたので掲載させて戴きます。


こんばんは。

本日はありがとうございました。

普段マニュアル(パドル操作)運転しませんが、帰宅途中の山坂道でパドル操作をしました。

楽しいですね

M3では積極的にパドルを使ってみます。

M3のエンジンも良いですが、私が所有しているオープンカー(E93)に搭載しているN54B30Aも良いですよ。

素晴らしいご自宅が完成されることを祈念しています。

山梨に来られることがありましたら、ぜひ長野県にも立ち寄り下さい。

ドライブコースをお教えします。

時間がありましたら、蓼科の山小屋で一杯やりましょう。


ありがとうございます。

ドライブコース楽しみにしています!

山小屋での一杯もよろしくお願いします。

オーナー様はフィナンシャルプランナーの資格をお持ちでした。

M3維持の家計戦略(妻攻略)の、相談に乗って頂きたいなと思いました。

また、信州のお土産まで頂いた上に、時間にも配慮頂き、至れり尽くせりで本当にありがとうございました。

引き続きよろしくお願いします。


やっとM3で山梨に来れた…


2020年の夏から移住計画を始め、山梨に足を運んだその道中でセルモーターの不調からの入庫しっぱなしで来れず...

治っても、出産に備え、遠出の自粛...

念願叶ってやっと来れました。

本当はフロントカメラ付けて、楽しそうなコースを事前調査し、ドライブ動画でも撮ってYouTubeで紹介しようと企んでいたのですが、何一つ出来てませんでした。笑

それどころか、来る時のパーキングで、サイドスカートが外れるほど強く縁石にぶつけてしまい、ガリ傷を貰ってしまいました...

なんたる不覚...

傷つけて価値を下げて、乗り続けろという神様の思し召しではないかとポジティブに受け止めています。泣

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Muto Kazuhiro Muto Kazuhiro

E46 M3 父の味方!目に見えないけど満足度の高いアップデート集

E46 M3

最終更新:2025/4/22

マフラーやホイール、車高調などを変えるより、ノーマルの良さを引き上げるアップデートの方がかっこいいと思うオーナーさんは多いのではないでしょうか。

特に僕のように、育児世代で家族サービスもしつつ車の趣味を楽しみたい場合、特にこの傾向があるのではないでしょうか。

そんな僕は、若かりし頃はサーキット仕様にしたり、深リムギラギラホイール、ベタベタ車高のゴリゴリカスタムがかっこいいと思う時期もありました。

一周回ってこの境地に立ちました。

E46M3はデザインも性能も未だ色褪せない洗練されたモノで、僕のような感覚の人間のど真ん中にハマるものです。

完成された車両なので、イジる必要はないという想定で買ったものの、乗っていると細かい所が色々気になってしまいます。

ネットを徘徊していると、修理で改善できたり、当時はなかった技術や考え方の進化があって、改善できるアップデートがあることが分かってしまいます。

それを反映してみたらどうなるんだろう、もっと走って気持ちよくできるんじゃないか、など、かけられる予算もない中でもやもやしてしまいます。

今回は、僕と同じようにもやもやされている方へ、僕が色々試した中で、家計もカスタム欲求も家族の目も社会の目も満たしてくれるアップデートを紹介したいと思います。

すべて自分のM3に実際に施した体験をもとにレビューをしています。

メニュー

パワークラスター エンジンオイル

びっくりするぐらいフィーリングが変わるオイル。

そんなスーパーなエンジンオイルは、パワークラスタースーパーレーシング 0W30

ECU(DME)を現車合わせでセッティングしたかのような変化です。

エンジンの洗浄や保護効果もあり、耐久性もある。

1L 8030円(税込)しますが、1年に1回の交換でこの体感を手に入れられるなら、全く惜しくないです。

中毒性があり、もう他のオイルにいけません。

これが高すぎると感じる方は、この下にレーシング5280円/L(税込)があります。

※このブログで記述している"レーシング"オイルのブランド名に誤りがありました。正確にはビレンザプロのショップオリジナル調合です。これを"ビレンザ レーシング"という命名で販売されていたようです。直接オイルメーカーさんとのやり取りで理解しました。

スーパーレーシングとレーシングの大きな違いは耐久性です。

レーシングの場合、5,000kmに1回交換。(半年に1回)

スーパーレーシングの場合、10,000kmに1回交換。(1年に1回)

が目安とショップさんから言われています。

ちなみにレーシングは後半性能低下を感じましたが、スーパーレーシングは交換するまで性能低下は感じません。

私は、MOTUL 300V 10W60 → レーシング 0W30 → スーパーレーシング 0W30 と段階踏んで交換しました。

走るほど馴染んで性能を発揮します!

はじめはレーシングで慣らしてそれから、スーパーレーシングを入れました。

レーシングを入れたあと、帰り道で慣らし運転していると、フィーリングがみるみる変化していく体験をした時、まるで生き物のようで、なんとも不思議な感覚でした。

この体験は入れた人だけの特権です。

※今現在は、スーパーレーシングをやめて(明らかにオーバースペックの為)、レーシングオイルを入れ続けています。

E46M3のS54エンジンは、古い設計のエンジンの限界を極めたものであることから、低粘度オイルはダメだと多くの専門ショップが言っていますね。

おそらく自分で実験してないのでしょうね。僕は自分で試すことをせず、決めつけいるショップは信用しません。

0w30程度のシャバシャバオイルはエンジンの寿命を縮めるだとか、コンプレッションが抜けてパワーダウンするとか、キャビテーション(泡)でバノスをダメにするとかよく聞きますが、僕はレーシングオイルで80,000km(10,000kmに1回交換)走って、エンジンに問題は見られません。

技術や考え方の進化がモロに反映されている例ではないでしょうか。

2023年に新たに"漆黒"が追加されましたね!

さらにコンプレッション(密封性)を上げてフリクション(抵抗)を下げるように進化したそうです。(やりすぎじゃないでしょうか。笑)

今は、漆黒を使っています。

CSLプログラミング

E46M3

もはや定番中の定番。

ここであえて語ることは何もないほど、SMGⅡ乗りならやってみたいアップデートの一つではないでしょうか。

これはやらなきゃ損です。

ましてやDIYすれば、7,000円程度で手間もかからずできるので、やるしかないと思ってます。

レビューは本ブログに書いているのでそちらを参照していただけたら嬉しいです。

参考:BMW E46 M3 SMGⅡ CSLプログラミングをDIY

あと、みなさんSMGのトラブルを心配する声を至る所で聞きますがチェックランプは確かに良くつくけどそこまで壊れません。笑

適切な処置方法を学べばビビらずに済みます。参考記事はこちら。

Buildjournal スロットルSport Plusチューニング

ギアチェンジをした時、アクセルを踏んでいるのに一瞬もたつくことにもどかしさを感じたことはありませんか?(特に上り坂で)

BuildjournalのスロットルSport Plusチューニングをすると、そんなもどかしさから解放されます。

このチューニングはスロットルモードがConfortかSportかに関わらず、常に有効で日常の楽しさを倍増させてくれます。

僕は、CSLプログラムを入れた時と同じくらい感動しました。

今まで、低速トルクアップを期待してEvolveのStage1 DMEチューニングを施していましたけど、パワーアップマップは純正に戻しました。

このチューンはストリートユース、サーキットユース問わずお勧めです。

詳細は別記事を参照して頂けたら嬉しいです。

参考:E46 M3 新定番にしたいスロットルチューニング by Buildjournal

サクラム フロントパイプ

エキゾーストサウンドやトルク&パワー特性のアップデートはフロントパイプやセンターパイプの交換がもっともコスパが良いと思っています。

マフラー交換は、正直うるさいと感じるようになってしまいましたし、家族ウケも社会ウケも良くないし、低速トルクは細くなりがちだし、高いし、コスパめっちゃ悪いなと思ってます。

私はサクラムのクロスパイプを使用していますが、サウンドもトルクもとても満足しています。

音は殆ど大きくなりませんが、音質が変わります。

取り付けて走り出したとき、あまりにもレーシーなサウンドに変わったので、思わずニヤけてしまいました。笑

サクラムクロスパイプを購入したい場合、現在装着されているノーマル触媒を流用することでパイプ部分のみを変更して頂くことができます。(約20万円)

ICE FUSE

今や結構有名になったICE FUSE

ECU系のヒューズを交換するだけで、劇的にエンジンフィーリングが向上します。

点火やらアクセルレスポンスやら、センサーやモーターがしっかり反応してる感じがします。

雰囲気かも?いや、鈍感の僕でも違いが分かったので、効果はあると思います。

極低温冷却処理による金属の原子配列整列。

これによって極限まで電気抵抗を減らしたヒューズ。

1個約2,000円からなので、騙されたと思って、試して見て欲しいです。

アルミテープ

トヨタ86で話題となったボディの樹脂部分にアルミテープを貼って、空気の流れをコントロールするアップデート。

ステアリングコラム下とフロントガラスの下が、どの車でも効果が出やすい、とトヨタのエンジニアがおっしゃってます。

M3にも同様の箇所に貼ると、車が地面に吸い付くような体感の変化があります。

効果は、樹脂部帯電したプラスイオンを放電してボディ表面から空気が剥離することを防ぎ、結果として、空気の流れを整えるようです。

なので粘着部分にも導通性のあるアルミテープが良いようで、3Mなどから出ているアルミテープが無難な選択肢だと思われます。

もちろんトヨタ純正のアルミテープもamazonなどで買えるので、貼る場所に合わせて選択してみると良いかもしれません。

価格は2000円〜7000円?です。

さらにインテークダクトやマフラーハンガーに貼ると吸気・排気を整流化してパワーアップ効果が得られるとトヨタのエンジニアは言及しています。

実際私はインテークの曲がり部分にテープを貼っています。

そのおかげかエンジンレスポンにメリハリが出て、トルクもアップしたように感じています。

どこに貼ればどんな効果があるかは、トヨタの特許が参考になると思います。

ただ、効果があるかどうかは車種によって異なり、メリットとなるかデメリットとなるかも、車種や自分の目指す走り方によるようです。

これは効果そのものというより、試行錯誤して楽しむ余地がかなりあるという意味で楽しいアップデートだと思っています。

父の夢!CSLスタイル カーボンサージタンク

E46M3 CSL

CSLスタイル カーボンサージタンクの装着は、全世界のE46M3乗りの夢ですね。

これの目的は、パワーじゃなくレスポンスとサウンドです。(ノーマルマフラーだとパワーはほんとに上がりません。)

参考記事:E46M3 DIYでCSLスタイルカーボンエアボックスに交換する場合に考慮が必要なこと

高いけど、これはほんとにやってよかったと思います。

一般相場価格は75〜90万円と言われていますが、DIYすれば35万円でできます。

最もハードルの高いDMEセッティングも僕にご依頼いただければお安く提供できます。

見た目どノーマル。

中身ハイチューン。

自己満足度高いです。笑(妻には不評です。)

目に見えないアップデートに特化する意味

今回僕が紹介したアップデートは、「自分だけが運転中に感じる事ができるもの」です。

家族がいて車の趣味を続けていると、ただでさえ車の趣味は金食う割に家族には一切メリットなしと目くじら立てられて、トラブルのもとです。

趣味は自分だけが楽しめるものにとどめておくのが、父としてのマナーだと感じています。

過去に、180SXでECUの現車チューニングをした時に衝撃、S2000でエンジンオーバーホールをした時の衝撃、M3でエンジンオイルを交換した時の衝撃が頭から離れません。

目に見えないチューニングで3回も衝撃を感じているので、目に見えないアップデートでも満足できるものがある、というのは体感済みです。

家族経営と趣味を両立したい場合は、見えない部分のアップデートに特化することが持続可能な手段だと考えます。

これはトラブルを一度経験することで、この考え方の重要性が身に染みます。

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Muto Kazuhiro Muto Kazuhiro

E46 M3 3回目のCSLプログラミング

E46M3

CSLプログラミングは、当ブログを通じて合計3回の施工依頼を頂けました。

作業も慣れてきて、30分もかからずできるようになってきました。

今のところオーナーさんたちから不具合連絡などは来ていないので、気持ちいいシフトを満喫されていることと思います。笑

参考:E46 M3 DIY CSLプログラミング

今回のオーナー様からご依頼頂いたのは、CSLプログラミング以外には以下の3つです。

  • 速度リミッター解除
  • レブリミット8200rpmへ変更
  • Dyno回転数上限8200rpmへ変更
エンジンをとことんぶん回して楽しみたい、というのがよく分かりました。笑

オーナーさんは、よく宮ヶ瀬湖周辺でドライブされているそうです。

鳥居原園地側の駐車場に停めて、他の車好きの方々とコミュニケーションされているとのことです。

そこにはいくつかの車好きコミュニティがあって、昔からの繋がりを大事にされている方々が集まっているようです。

僕もよく宮ヶ瀬湖に行きますが、ツーリングされている方はほんと多いですもんね。

でも僕が停めるのは湖畔園地側の駐車場ですし、来る時間帯は昼から夕方にかけてです。

育児が落ち着いて、お会い出来る様になったら良いなと思ってます。


宮ヶ瀬湖周辺情報

宮ヶ瀬湖周辺ドライブルート


鳥居原園地から東に向かうルートが人気ドライブルートです。

いい感じのカーブが連続していますがトンネルが長くて、速度が出てると少し恐いです。笑

夜はゲートが閉じていて通れません。

開門時間は7時〜19時のようです。



東側出口を左折すると、オギノパンというパン屋さんがあって、いつも行列です。



あげぱん、大好きなのでいつか寄りたいです。



宮ヶ瀬湖周辺に走りに来られる方は、相模原、八王子、立川、厚木、横浜、川崎に住まれてる方が多いのかもしれません。

横浜に住んでますが、気持ちよく走れる所がほんとないですもんね。



西側に住まれてる方だと箱根や伊豆があるので、宮ヶ瀬にはあまり来ないかもしれませんね。笑


M3談義

施工後、少しお話させて頂きました。

やっぱりM3はE46が一番カッコいいですね、と。笑

純正で十分楽しめる、というのも僕と一緒でした。

永く乗っていきたいけど、部品がいつまで供給されるか、それが心配ですね。

ゴム、樹脂がほんと弱いですね。エンジンはすごいのに。。

オーナーさん、モールがダメになってて、そろそろ変えたいんだそうです。

リアウィンドウのモールの値段が高騰していて、交換に踏み出せないみたいです。

ポルシェやニスモ、マツダ、最近トヨタも?みたいに、パーツの復刻サービスやレストアサービスをBMWもやってくれるといいですねぇ〜、なんて話をさせて頂きました。

劣化しやすいゴムパーツ、樹脂パーツは3Dプリンターで出力して、輸送費や在庫管理費、流通費を抑えた低コストパーツを供給をしてくれるといいなと思います。

パーツ復刻サービスとかもやってみたいなと思ってます。  

詳細を確認
Muto Kazuhiro Muto Kazuhiro

E46 M3 またまたCSLプログラミングのご依頼を頂きました

E46M3

今回、当ブログをみて頂いた別の方より、ご依頼をいただけました。

ありがとうございました。

前回は、初めて自分以外の方への施工でドキドキでした。

今回は少し慣れて、スムーズに作業する事ができました。

オーナー様より施工後のレビューを頂きましたので紹介します。


プログラミング変更後は我慢ならず、高速でその効果のほどを楽しんできました。

やはりこのCSLプログラムの方がむしろ自然で乗りやすく感じますね。
特に、
・D/Sレンジともシフトアップ時にもたつく時間がほとんどなくなった
・交差点ど真ん中でシフトに入ってしまった際の失速時間がほとんどなくなった
・シフトダウン時の過度のエンブレ感がなくなった
ことが、乗りやすさに繋がっています。

CSLが最終だったのならともかく、なぜCSLをリリースした時点で標準M3もこっちに変えなかったのだろうと不思議に思ってしまいます。
確かに5段目になるとダイレクトにつながりすぎて駆動系への負担が気にならなくもないですが、段数は選べますしね。。。

正直、購入してから変更まで、SMGのフィーリングの悪さから車全体に対してなんだかなー・・・という気持ちが出てきてしまっていたのですが、今回の変更で、これこれ!やっぱいい車じゃないか!と感激しました。
これからも長く楽しんでいこうと思います。

今後もブログ楽しみにしていますので、頑張ってください!


ありがとうございます!

M3に長く乗ろうと思ってくださるきっかけになった事が嬉しかったのですが、ブログを楽しみにしてくださることがもっと嬉しかったです。 

施工をご希望される方は、ブログ上部又はハンバーガーマークから「CONTACT」をクリックして頂き、そちらのフォームにご記入ください。

CSLプログラミングと同時に施工できるメニューはこちらを参照ください。

DIYされる方で、環境構築や設定でつまづいた場合、うまくいかない場合の相談も受けつけております。( 15,000円/時間or回)

Web会議で画面共有しながらだったり、Slackなどでチャット形式でのご支援を考えております。(このほうが早いと思ってますが、メールでの相談も大丈夫です。)

詳細を確認
Muto Kazuhiro Muto Kazuhiro

E46 M3 はじめてCSLプログラミングのご依頼を頂きました

E46 M3

このブログをみて下さった方から、CSLプログラミングのご依頼を頂きました!

初めて自分以外のお車に施工したので、ドキドキでした。

でも上手くいったので、とても安心しました。

ご依頼頂いた方からも、とても楽しくなった!と嬉しいレビューを頂き、僕も嬉しかったです。


施工メニュー

今回は以下のオプションをプログラミングしました。
  • CSLレブマッチング
  • クラッチ慣性調整
  • DME側のSMG制御のCSL化
  • スポーツモードメモリー
  • 速度リミッター解除
  • セカンダリーO2センサーデリート
  • キャタライザー保護制御停止
  • 二次エアポンプ停止

レビュー

施工後、帰り道で変化を体感されたオーナー様から以下のようなレビューを頂きました。

帰りの道中は、あまりの楽さにあっという間に着いてしまいました。シフトチェンジが変わったのとトルクアップしたのがものすごくバランスが良く、高速が速くて、本当に楽ちんでした。
本当に帰りは、刺さるくらいに楽しく帰りましたよ(^_^.)
前にカーボンクリーンをした後やオイルを変えた時の変化以上の体感がありました。街乗りのシフトチェンジは、すごくスムーズで楽になりO2センサーキャンセルのトルクアップは、高速などでも、どこからでも踏めば力強く加速する感覚で、こんなにも変わるとは予想もしませんでした。

実は前日の予習中に、WinKFPが起動しないトラブル発生

再インストールで解決しました。

全然解消できなくて、リスケをお願いしようかと悶々としながら、直前まで解消を試みていました。

在宅勤務の恩恵か、お昼休みに解決できました。笑

こんなエラーメッセージがでました。

検索するとこのトラブルはあるあるみたいですね。

Error 1:

  • 1020 File could not be opened for reading ../DATE/gdaten/kfconf??.da2
  • 1040 Error in file processing(general) .. /DATA/gdaten/
  • 3017 coapiKflnit() failed
  • 996005 interpretierter Fehler:Kflnit:Fehler bei Verarbeitung der Datei: ../DATA/gdaten/.

winKFP error

ソースファイルが開けない&読み込めないというエラーのようです。

4つ同時にエラーが出ていますが、まずはファイルを開けるようにしてあげることが、解決に向けたファーストステップだと考えました。


海外サイトで調べて、実行してみた対処方法

データファイルを開いて一度保存するというものがありました。

C:\EDIABAS\Bin\Server\data\gdaten\KFCONF.da2

このファイルをワードパッド(windows標準搭載アプリ)で開いて保存するだけのようです。

上記ファイルだけではなく、このフォルダ内に含まれている以下のファイルも試してみると良いそうです。

  • Histoie.bsu
  • SGIDC.as2

僕の場合はこれを試しても、効果無し。

原因は不明です。

思い当たる節は、windows10のアップデートとISTA+のインストールくらいです。

この調査と試行で、夜は寝れませんでした。笑

繰り返しになりますが、再インストールで解決できました。


雑談

プログラミング後、ちゃんと機能しているか確認の為に同乗させて頂きました。

車内で、足回りのコンディションが、自分ではどのレベルなのかわからないですよね。という話を少しさせて頂きました。

どこまで改善代があるのか、最高がどこにあるのか、中古車だとわからないですよね、という話をしました。

最高とそこに到達する為の費用がわからないので、計画のしようがないというわけです。

無駄な投資をしてしまうリスクが高いですよね。

エンジンパワーやトルクなら、シャシダイで計測すればいいものの、足回りは見える化手段がありません。

足回りの見える化をどうしたらいいだろうか。

今この手法を考え中です。

何となく、コーナリング中の車速とロール量の関係性で表せないかなと考えています。

あとは、ロールしてから通常位置までの復帰速度とかがいいかな?と色々想像しています。

ちなみにですが、エンジンパワーやトルクの簡単な計測手法は、現在アプリを開発中です。

例えば、ICE FUSEやアルミテープを施工した結果、本当にパフォーマンスアップを果たしたのか?それを簡単に確実に計測できるアプリを作っています。

いちいちシャシダイで何万も払って、何時間もかけて計測するのは、現実的ではないですよね。

でも本当に効果があったのかは気になります。騙されていないのか。笑

これを、ただの街乗りだけで計測してしまおう、というのが僕の考えているソリューションです。

時間捻出が足りてなくて、中々進んでいません。笑

サラリーマンをさっさとやめて、こちらに集中したいなぁと、日々どうやって実現しようか考えています。


ご依頼は受け付けています

僕は基本的にはDIYを推奨しています。

それを広める為にこうしてブログを書いています。

ただ、自分でやるよりは頼んでしまえるなら頼んでしまいたいという方もいらっしゃると思い、ご依頼をお受けできるようにしました。

15,000円という価格についてはとても悩みました。

無制限ライセンスを購入していて、約25,000円ほどの設備投資に対して、2回施工すれば元は取れてしまいます。

以降、純粋な利益なわけですが、僕の時間的拘束を考えての設定とさせて頂きました。

施工時間は長くても1時間ほどなので時間単価15,000円はめっちゃ高いですよね。笑

もっと安くしたいなと考えましたが、小さい子どもを育てている中での時間捻出と、M3のメンテナンスやチューニング費用を振り向けられないという現状で、それらを捻出する為の料金設定とさせて頂きました。

頂いた費用は、全てM3のメンテナンス費に充てます。

そしてこのブログのネタになります。笑

コンテンツ充実のための寄付と捉えて頂けたら、とても嬉しいです。

そして、いつかエンジンオーバーホールをしたいと思っています。

見積価格は150万円なので、それを貯める事が目標です。

エンジンオーバーホールの記事を事細かに書きたいと思っています。笑

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