Muto Kazuhiro Muto Kazuhiro

E46 M3 はじめてCSLプログラミングのご依頼を頂きました

E46 M3

このブログをみて下さった方から、CSLプログラミングのご依頼を頂きました!

初めて自分以外のお車に施工したので、ドキドキでした。

でも上手くいったので、とても安心しました。

ご依頼頂いた方からも、とても楽しくなった!と嬉しいレビューを頂き、僕も嬉しかったです。


施工メニュー

今回は以下のオプションをプログラミングしました。
  • CSLレブマッチング
  • クラッチ慣性調整
  • DME側のSMG制御のCSL化
  • スポーツモードメモリー
  • 速度リミッター解除
  • セカンダリーO2センサーデリート
  • キャタライザー保護制御停止
  • 二次エアポンプ停止

レビュー

施工後、帰り道で変化を体感されたオーナー様から以下のようなレビューを頂きました。

帰りの道中は、あまりの楽さにあっという間に着いてしまいました。シフトチェンジが変わったのとトルクアップしたのがものすごくバランスが良く、高速が速くて、本当に楽ちんでした。
本当に帰りは、刺さるくらいに楽しく帰りましたよ(^_^.)
前にカーボンクリーンをした後やオイルを変えた時の変化以上の体感がありました。街乗りのシフトチェンジは、すごくスムーズで楽になりO2センサーキャンセルのトルクアップは、高速などでも、どこからでも踏めば力強く加速する感覚で、こんなにも変わるとは予想もしませんでした。

実は前日の予習中に、WinKFPが起動しないトラブル発生

再インストールで解決しました。

全然解消できなくて、リスケをお願いしようかと悶々としながら、直前まで解消を試みていました。

在宅勤務の恩恵か、お昼休みに解決できました。笑

こんなエラーメッセージがでました。

検索するとこのトラブルはあるあるみたいですね。

Error 1:

  • 1020 File could not be opened for reading ../DATE/gdaten/kfconf??.da2
  • 1040 Error in file processing(general) .. /DATA/gdaten/
  • 3017 coapiKflnit() failed
  • 996005 interpretierter Fehler:Kflnit:Fehler bei Verarbeitung der Datei: ../DATA/gdaten/.

winKFP error

ソースファイルが開けない&読み込めないというエラーのようです。

4つ同時にエラーが出ていますが、まずはファイルを開けるようにしてあげることが、解決に向けたファーストステップだと考えました。


海外サイトで調べて、実行してみた対処方法

データファイルを開いて一度保存するというものがありました。

C:\EDIABAS\Bin\Server\data\gdaten\KFCONF.da2

このファイルをワードパッド(windows標準搭載アプリ)で開いて保存するだけのようです。

上記ファイルだけではなく、このフォルダ内に含まれている以下のファイルも試してみると良いそうです。

  • Histoie.bsu
  • SGIDC.as2

僕の場合はこれを試しても、効果無し。

原因は不明です。

思い当たる節は、windows10のアップデートとISTA+のインストールくらいです。

この調査と試行で、夜は寝れませんでした。笑

繰り返しになりますが、再インストールで解決できました。


雑談

プログラミング後、ちゃんと機能しているか確認の為に同乗させて頂きました。

車内で、足回りのコンディションが、自分ではどのレベルなのかわからないですよね。という話を少しさせて頂きました。

どこまで改善代があるのか、最高がどこにあるのか、中古車だとわからないですよね、という話をしました。

最高とそこに到達する為の費用がわからないので、計画のしようがないというわけです。

無駄な投資をしてしまうリスクが高いですよね。

エンジンパワーやトルクなら、シャシダイで計測すればいいものの、足回りは見える化手段がありません。

足回りの見える化をどうしたらいいだろうか。

今この手法を考え中です。

何となく、コーナリング中の車速とロール量の関係性で表せないかなと考えています。

あとは、ロールしてから通常位置までの復帰速度とかがいいかな?と色々想像しています。

ちなみにですが、エンジンパワーやトルクの簡単な計測手法は、現在アプリを開発中です。

例えば、ICE FUSEやアルミテープを施工した結果、本当にパフォーマンスアップを果たしたのか?それを簡単に確実に計測できるアプリを作っています。

いちいちシャシダイで何万も払って、何時間もかけて計測するのは、現実的ではないですよね。

でも本当に効果があったのかは気になります。騙されていないのか。笑

これを、ただの街乗りだけで計測してしまおう、というのが僕の考えているソリューションです。

時間捻出が足りてなくて、中々進んでいません。笑

サラリーマンをさっさとやめて、こちらに集中したいなぁと、日々どうやって実現しようか考えています。


ご依頼は受け付けています

僕は基本的にはDIYを推奨しています。

それを広める為にこうしてブログを書いています。

ただ、自分でやるよりは頼んでしまえるなら頼んでしまいたいという方もいらっしゃると思い、ご依頼をお受けできるようにしました。

15,000円という価格についてはとても悩みました。

無制限ライセンスを購入していて、約25,000円ほどの設備投資に対して、2回施工すれば元は取れてしまいます。

以降、純粋な利益なわけですが、僕の時間的拘束を考えての設定とさせて頂きました。

施工時間は長くても1時間ほどなので時間単価15,000円はめっちゃ高いですよね。笑

もっと安くしたいなと考えましたが、小さい子どもを育てている中での時間捻出と、M3のメンテナンスやチューニング費用を振り向けられないという現状で、それらを捻出する為の料金設定とさせて頂きました。

頂いた費用は、全てM3のメンテナンス費に充てます。

そしてこのブログのネタになります。笑

コンテンツ充実のための寄付と捉えて頂けたら、とても嬉しいです。

そして、いつかエンジンオーバーホールをしたいと思っています。

見積価格は150万円なので、それを貯める事が目標です。

エンジンオーバーホールの記事を事細かに書きたいと思っています。笑

詳細を確認
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E46 M3 DIY フロントスピーカー交換&Hi-Fiアンプ撤去後の配線

E46 M3

E46M3のフロントスピーカー交換のDIY情報は、既に代表的なものがあります。ただ情報が断片的で抜けてるのもあるので、不足を補う形でこの記事をまとめました。

特に、スピーカーの取付けに欠かせないバッフルプレートは、Amazonで格安のものを購入して取付けました。この方法もいくつかコツが必要だったので、それについて詳しく書きました。

バッフルプレートは純正を流用加工する方法が主流です。でもかなり面倒そうだったので、よりコストと容易性のバランスを考えて今回の方法を選びました。

おまけとして、純正でついてるHi-Fiアンプを撤去したときの配線処理がまとめられたサイトのリンクを貼りました。せっかくスピーカー交換したのに音が出ない原因の1つに、Hi-Fiアンプの出力が低い問題があるそうです。その場合Hi-Fiアンプを撤去し、配線をつなぎ直す必要があります。

オーディオユニットからスピーカー配線を引き直す方法もありますが、Hi-Fiアンプを撤去したほうが、内装剥がしも楽ですし、リアのトランクで広々と作業ができ圧倒的に楽です。しかも軽量化もできてデメリットが少ないです。

スマホ片手にDIYする方へのポータルとして活用頂けたら幸いです。


目次

スピーカーは定番のcarozzaria TS-F1640

スピーカー選定は定番のカロッツェリアTS-F1640です。(16cm) 音質についてはお世辞にも良いとは言えませんが、7,000円で安定して音が出るので必要十分を満たしていると思ってます。

ただ僕の場合純正でついているはずの遮音材が無かったので、音が抜けて安っぽく聞こえてしまうだけかもしれません。しっかりデットニングをすれば音質を上げられるのでは?と思っています。

バッフルプレートとの接合に必要なタッピンビスがスピーカーのパッケージに付属しているので、買い足す必要がありませんでした。

しかし、付属している配線の変換コネクタは、BMW規格に対応していないので、切断して平型金具を取付ける必要があります。なので工具と金具の購入が必要です。


使う付属パーツ

スピーカーキットに付属しているパーツで使用するのは以下の2点です。これ以外のモノは不要(使えない)になります。

  • タッピングビス
  • 防振テープ

追加購入するパーツ

新たに購入する必要があるパーツです。

  • バッフルプレート
  • 平型250(or187型)
  • 平型110

工具

トルクスドライバー


ドアパネルを脱着するのに使います。

プラスドライバー


スピーカーの脱着に使います。

マイナス極細ドライバー


運転席側のミラーコントローラーを外したり、ドアノブの中についてるネジキャップを外すのに使います。
 

内装剥がし


ドアパネルを外すのに使います。

電工ペンチ


配線処理に使います。

カッターノコギリ


ドアパネルやバッフルプレートの加工に使います。

テスター


断線チェックに使います。無くても良いですが、スピーカーから音が出ない原因が断線の場合、断線場所特定に必要です。


ドアパネルの取り外し

まずはドアパネルを取り外します。ドアパネルの取り外し手順はこちらのリンク先に勝る解説は少ないと思いますのでリンクを参照下さい。ボルトの取付け位置をマーキングして下さっているので外し忘れを防げます。事前に予習される方も多いと思いますのでこうして確認出来ると安心です。

参照:ドアパネルの取り外し


バッフルプレートの加工


バッフルプレートは少し加工が必要です。写真の部分の突起をカッターノコギリで削ります。もともとついてた取付けネジを流用する場合、長さが足りないからです。わざわざネジを買うより削ってしまったほうが楽です。樹脂が柔らかいので労せず削れます。一方でドアパネルのスピーカー部分の枠についている樹脂のリングも外す必要があります。このリングの目的は不明ですが、外したくない場合は突起を削らず長いネジを買い増す方法でも良いかと思います。


スピーカーとバッフルプレートの合体

バッフルプレートとスピーカーを合体させます。バッフルプレートがスピーカーの金属フレームの裏に来るように合わせます。金属部分とバッフルプレートの接合はスピーカーに付属のタッピングビスを使います。金属側からバッフルプレートに向かってねじ込んでいきます。金属とバッフルプレートのネジ穴が合わないので、できるだけ平らな部分に合わせてねじ込みます。接合できたら、ネジの頭を隠すように防振テープをぐるっと貼り付けます。


ドアパネル加工と取付けのコツ


スピーカーをドアバネルに取付けます。その前にドアパネル側の図示した部分をカッターノコギリで削る必要があります。写真を取り忘れてしまったので、どこまで削るかをお見せできませんが、スピーカーとパネルを合わせながら削ってみて下さい。カッターノコギリのおかげで手間ではないはずです。


次にスピーカーをドアパネルに取付ける際、微妙にネジ穴が合わないので、樹脂の柔らかさを利用して上手く合わせていきます。写真のように先に下側の2点を留めてしまってから上をネジ穴を強引に合わせます。上のネジ受け部分が柔軟性が高いので強めに合わせに行ってもすんなり入ってくれます。


スピーカー配線処理

肝心な配線処理です。リンク先の中編に、詳しく書かれています。なのでここでは端的にまとめるにとどめました。

参考:配線処理

右 + 青/赤:平型250 (187)
  ー 青/茶:平型118
左 + 青/白:平型250 (187)
  ー 青/茶:平型118

ここで補足をします。

本来+側の平型サイズは187型のはずです。事前にサイズを測って購入したのに、いざ嵌めてみると、何をしても入りません。なので250型を買い直しましたが、やっぱりガバガバで、爪の部分が引っかかって何とか取れない状態でした。(僕はこれで良しとしましたが、ドアを開け閉めしているうちに外れてしまうかもしれませんね。)

なので、スピーカーキットに付属していた変換配線をカットして、ギボシで繫いで流用すればよかったなと今更ながら思いました。リアをやるときはそうしようと思います。


追記(2021/5/1)

リアをやった所、187型でいけました。めちゃくちゃきついのですが、グリグリ押し込んでつきました。付属配線の流用は、配線処理が面倒だったので使いませんでした。


Hi-Fiアンプの撤去

E46M3 HiFiアンプ撤去後の配線表

Hi-Fiアンプを撤去し、配線処理を行います。

E46型のオーディオシステムはとにかく社外品とのマッチングが良くないようです。スピーカーを交換したのに音が出ないなんてこともあるようで、大体の場合このHi-Fiアンプがおかしくなっていることが原因のようです。

なので後先にモヤモヤを残さずスッキリするためには、スピーカー交換と同時にHi-Fiアンプも撤去して配線し直してしまうのが得策だと思っています。

上の画像に配線マッチング表をまとめました。

情報ソースはNA M3Forumです。実際に試して問題ありませんでした。

参考に日本語訳したドキュメントを共有します。

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