愛車に永く乗る為に、妻の納得を引き出した話
僕は憧れのM3に乗る為に、最も高い壁だった”妻の納得”を得られました。
30年乗る+浮気防止策で乗り越える事ができました。
子どもができたとき、妻からスポーツカーに乗りつづけたいならお小遣いの範囲でやってと言われました。
子どもができたとき、妻からスポーツカーに乗りつづけたいならお小遣いの範囲でやってと言われました。
そんな無茶な。笑
家計から出してもらう為に、ファミリーカーと比べてどうか、というデータを出しました。
以前乗っていたS2000は、ヴィンテージカーになる過程を楽しみたくて、一生乗るつもりで買った車でした。
スポーツカーは僕のアイデンティティです。(無いと気が狂っってしまいます。)
S2000に代わってM3に僕の意志を継いでもらうことにしました。
でも自分の想いばかりを妻に伝えても、いいよとは言ってもらえません。
なので、妻にも良い体験(メリット)を提供できないかという視点でプレゼンを試みました。
妻に強い想いを伝える
"M3"という文化に、家族のドライブ体験を紐付けていきたい。
語呂のよい”エムスリー(M3)”という呼び名、BMWという社会認知性との相乗効果で、思い出が体験として残りやすい。
モノを大切にする事の美しさを子どもたちに伝えたい。
そのツールとしてM3は最適だという想いを伝えました。
最終的には浮気防止の為に、好きな事をさせるという理由でOKが出ました。
僕の熱い想いはどうやら熱苦しいだけのようでした。笑
この時点で説得は完了しているのですが、以下に書くことの塵積で、最終的に納得してもらえたと思っています。
30年は乗るという約束
30年というのは、僕が定年退職を迎えるのがちょうどそのくらいです。
そこまで乗るのであれば、納得してもらえると見込んでの設定しました。
もちろん乗れる限り乗りたい、という僕の想いも固いです。
一般的には車は、10年に1回、走行10万kmで買い替え、と言われています。
買い替えるより乗り続けた方が、費用を抑えられると示せればいいと考えました。
ファイナンシャルプランナーさんに相談した所、定年までに車を3回買い換える場合の総額は、2000〜2400万円が一般的だと教えて頂きました。
M3を乗り続けた場合、を自分で試算してみると総額1400〜1700万円くらいでした。
これを示した所、妻はお金の面については納得してくれました。
30年も保つのか?を示した
タクシーは20万〜50万キロ走行は当たり前だそうです。
海外でも20万〜30万キロ乗るのが普通だそうです。
前職でプラントメンテナンスエンジニアをしていた時、機械がノーメンテで30年以上動いているのを、実際に目の当たりにしています。
我が家の場合、30年で20万〜30万キロだろう、と話合いました。
すでに10万キロ走行の中古車を購入したとして、年間5000キロ走行だとすると、ちょうどそのくらいです。
妻に安心を与える根拠としては、これで十分でした。
2ドアとの付き合い方を、妻と一緒に考えた
後部座席に座る時、前の座席を倒す操作がどれだけ面倒か。
そのイメージが全くない妻には、不便さだけが先入観でありました。
どのくらいめんどくさいか、30年間という人生でどのくらい付き合わなければならないか、一緒に考えました。
M3は、後部座席も大人がゆとりを持って座れます。
そもそも妻は後部座席に座るのか?いや、助手席です。
この問題はこれで解決です。
ちゃんと言葉に出した事で、納得感を与えました。
子どもが3人以上になってしまった場合、その場合は乗り換えか増車すると割り切りました。
次に、チャイルドシートに子どもを乗せるのが大変だ、という話になりました。
大変なのは、子どもが産まれてから4〜5年だろうと。
その間、僕が責任持って子どもの乗り降りを、全面サポートする事で決着しました。
子どもが思春期に入った頃、おおよそ15年後はどうだろうか。
一緒に出かけてくれる事も少なくなるだろうし、家族全員で移動する事も減るだろう、それに伴って座席を倒す操作も減るだろう、と話しました。
子どもたちが独立したらどうか。
妻はボロ車には乗らないだろうと、笑、そんな将来の話をして楽しみました。
E46M3を購入してから4年経った今
子ども達から、”M3”に乗りたい!と言ってくれるようになり、家族に馴染んでいます。
移動中グズる事がほとんどなく、すやすや眠ったり歌ったり、談笑したりして移動を楽しんでいます。
車も大きなトラブルはなく維持できています。
僕自身も、憧れていた車に日常的に触れられ、幸せを感じています。
家族みんなでM3に乗って、買い物に出かけ、公園にも行き、旅行にも行く。
どこに行くにもM3と一緒、M3が家族コミニュケーションの良いスパイスになっています。
こんな最高の体験を先送りにしなくて良かったなと、しみじみと思います。