E46 M3 父の味方!目に見えないけど満足度の高いアップデート集

E46 M3

最終更新:2025/3/11

マフラーやホイール、車高調などを変えるより、ノーマルの良さを引き上げるアップデートの方がかっこいいと思うオーナーさんは多いのではないでしょうか。

特に僕のように、育児世代で家族サービスもしつつ車の趣味を楽しみたい場合、特にこの傾向があるのではないでしょうか。

そんな僕は、若かりし頃はサーキット仕様にしたり、深リムギラギラホイール、ベタベタ車高のゴリゴリカスタムがかっこいいと思う時期もありました。

一周回ってこの境地に立ちました。

E46M3はデザインも性能も未だ色褪せない洗練されたモノで、僕のような感覚の人間のど真ん中にハマるものです。

完成された車両なので、イジる必要はないという想定で買ったものの、乗っていると細かい所が色々気になってしまいます。

ネットを徘徊していると、修理で改善できたり、当時はなかった技術や考え方の進化があって、改善できるアップデートがあることが分かってしまいます。

それを反映してみたらどうなるんだろう、もっと走って気持ちよくできるんじゃないか、など、かけられる予算もない中でもやもやしてしまいます。

今回は、僕と同じようにもやもやされている方へ、僕が色々試した中で、家計もカスタム欲求も家族の目も社会の目も満たしてくれるアップデートを紹介したいと思います。

すべて自分のM3に実際に施した体験をもとにレビューをしています。


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パワークラスター エンジンオイル

びっくりするぐらいフィーリングが変わるオイル。

そんなスーパーなエンジンオイルは、パワークラスタースーパーレーシング 0W30

ECU(DME)を現車合わせでセッティングしたかのような変化です。

エンジンの洗浄や保護効果もあり、耐久性もある。

1L 8030円(税込)しますが、1年に1回の交換でこの体感を手に入れられるなら、全く惜しくないです。

中毒性があり、もう他のオイルにいけません。

これが高すぎると感じる方は、この下にレーシング5280円/L(税込)があります。

※このブログで記述している"レーシング"オイルのブランド名に誤りがありました。正確にはビレンザプロのショップオリジナル調合です。これを"ビレンザ レーシング"という命名で販売されていたようです。直接オイルメーカーさんとのやり取りで理解しました。

スーパーレーシングとレーシングの大きな違いは耐久性です。

レーシングの場合、5,000kmに1回交換。(半年に1回)

スーパーレーシングの場合、10,000kmに1回交換。(1年に1回)

が目安とショップさんから言われています。

ちなみにレーシングは後半性能低下を感じましたが、スーパーレーシングは交換するまで性能低下は感じません。

私は、MOTUL 300V 10W60 → レーシング 0W30 → スーパーレーシング 0W30 と段階踏んで交換しました。

走るほど馴染んで性能を発揮します!

はじめはレーシングで慣らしてそれから、スーパーレーシングを入れました。

レーシングを入れたあと、帰り道で慣らし運転していると、フィーリングがみるみる変化していく体験をした時、まるで生き物のようで、なんとも不思議な感覚でした。

この体験は入れた人だけの特権です。

※今現在は、スーパーレーシングをやめて(明らかにオーバースペックの為)、レーシングオイルを入れ続けています。

E46M3のS54エンジンは、古い設計のエンジンの限界を極めたものであることから、低粘度オイルはダメだと多くの専門ショップが言っていますね。

おそらく自分で実験してないのでしょうね。僕は自分で試すことをせず、決めつけいるショップは信用しません。

0w30程度のシャバシャバオイルはエンジンの寿命を縮めるだとか、コンプレッションが抜けてパワーダウンするとか、キャビテーション(泡)でバノスをダメにするとかよく聞きますが、僕はレーシングオイルで80,000km(10,000kmに1回交換)走って、エンジンに問題は見られません。

技術や考え方の進化がモロに反映されている例ではないでしょうか。

2023年に新たに"漆黒"が追加されましたね!

さらにコンプレッション(密封性)を上げてフリクション(抵抗)を下げるように進化したそうです。(やりすぎじゃないでしょうか。笑)

今は、漆黒を使っています。



CSLプログラミング

E46M3

もはや定番中の定番。

ここであえて語ることは何もないほど、SMGⅡ乗りならやってみたいアップデートの一つではないでしょうか。

これはやらなきゃ損です。

ましてやDIYすれば、7,000円程度で手間もかからずできるので、やるしかないと思ってます。

レビューは本ブログに書いているのでそちらを参照していただけたら嬉しいです。

参考:BMW E46 M3 SMGⅡ CSLプログラミングをDIY

また、こちら施工代行を受け付けていますので、オーダーはこちらからお願い致します。

あと、みなさんSMGのトラブルを心配する声を至る所で聞きますがチェックランプは確かに良くつくけどそこまで壊れません。笑

適切な処置方法を学べばビビらずに済みます。参考記事はこちら


Buildjournal スロットルSport Plusチューニング

ギアチェンジをした時、アクセルを踏んでいるのに一瞬もたつくことにもどかしさを感じたことはありませんか?(特に上り坂で)

BuildjournalのスロットルSport Plusチューニングをすると、そんなもどかしさから解放されます。

このチューニングはスロットルモードがConfortかSportかに関わらず、常に有効で日常の楽しさを倍増させてくれます。

僕は、CSLプログラムを入れた時と同じくらい感動しました。

今まで、低速トルクアップを期待してEvolveのStage1 DMEチューニングを施していましたけど、パワーアップマップは純正に戻しました。

このチューンはストリートユース、サーキットユース問わずお勧めです。

詳細は別記事を参照して頂けたら嬉しいです。

参考:E46 M3 新定番にしたいスロットルチューニング by Buildjournal

こちらも施工代行を受け付けていますので、オーダーはこちらからお願い致します。


サクラム フロントパイプ

エキゾーストサウンドやトルク&パワー特性のアップデートはフロントパイプやセンターパイプの交換がもっともコスパが良いと思っています。

マフラー交換は、正直うるさいと感じるようになってしまいましたし、家族ウケも社会ウケも良くないし、低速トルクは細くなりがちだし、高いし、コスパめっちゃ悪いなと思ってます。

私はサクラムのクロスパイプを使用していますが、サウンドもトルクもとても満足しています。

音は殆ど大きくなりませんが、音質が変わります。

取り付けて走り出したとき、あまりにもレーシーなサウンドに変わったので、思わずニヤけてしまいました。笑

サクラムクロスパイプを購入したい場合、現在装着されているノーマル触媒を流用することでパイプ部分のみを変更して頂くことができます。(約20万円)


ICE FUSE

今や結構有名になったICE FUSE

ECU系のヒューズを交換するだけで、劇的にエンジンフィーリングが向上します。

点火やらアクセルレスポンスやら、センサーやモーターがしっかり反応してる感じがします。

雰囲気かも?いや、鈍感の僕でも違いが分かったので、効果はあると思います。

極低温冷却処理による金属の原子配列整列。

これによって極限まで電気抵抗を減らしたヒューズ。

1個約2,000円からなので、騙されたと思って、試して見て欲しいです。


アルミテープ

トヨタ86で話題となったボディの樹脂部分にアルミテープを貼って、空気の流れをコントロールするアップデート。

ステアリングコラム下とフロントガラスの下が、どの車でも効果が出やすい、とトヨタのエンジニアがおっしゃってます。

M3にも同様の箇所に貼ると、車が地面に吸い付くような体感の変化があります。

効果は、樹脂部帯電したプラスイオンを放電してボディ表面から空気が剥離することを防ぎ、結果として、空気の流れを整えるようです。

なので粘着部分にも導通性のあるアルミテープが良いようで、3Mなどから出ているアルミテープが無難な選択肢だと思われます。

もちろんトヨタ純正のアルミテープもamazonなどで買えるので、貼る場所に合わせて選択してみると良いかもしれません。

価格は2000円〜7000円?です。

さらにインテークダクトやマフラーハンガーに貼ると吸気・排気を整流化してパワーアップ効果が得られるとトヨタのエンジニアは言及しています。

実際私はインテークの曲がり部分にテープを貼っています。

そのおかげかエンジンレスポンにメリハリが出て、トルクもアップしたように感じています。

どこに貼ればどんな効果があるかは、トヨタの特許が参考になると思います。

ただ、効果があるかどうかは車種によって異なり、メリットとなるかデメリットとなるかも、車種や自分の目指す走り方によるようです。

これは効果そのものというより、試行錯誤して楽しむ余地がかなりあるという意味で楽しいアップデートだと思っています。


父の夢!CSLスタイル カーボンサージタンク

E46M3 CSL

CSLスタイル カーボンサージタンクの装着は、全世界のE46M3乗りの夢ですね。

これの目的は、パワーじゃなくレスポンスとサウンドです。(ノーマルマフラーだとパワーはほんとに上がりません。)

参考記事:E46M3 DIYでCSLスタイルカーボンエアボックスに交換する場合に考慮が必要なこと

高いけど、これはほんとにやってよかったと思います。

一般相場価格は75〜90万円と言われていますが、DIYすれば35万円でできます。

最もハードルの高いDMEセッティングも僕にご依頼いただければお安く提供できます。

見た目どノーマル。

中身ハイチューン。

自己満足度高いです。笑(妻には不評です。)


目に見えないアップデートに特化する意味

今回僕が紹介したアップデートは、「自分だけが運転中に感じる事ができるもの」です。

家族がいて車の趣味を続けていると、ただでさえ車の趣味は金食う割に家族には一切メリットなしと目くじら立てられて、トラブルのもとです。

趣味は自分だけが楽しめるものにとどめておくのが、父としてのマナーだと感じています。

過去に、180SXでECUの現車チューニングをした時に衝撃、S2000でエンジンオーバーホールをした時の衝撃、M3でエンジンオイルを交換した時の衝撃が頭から離れません。

目に見えないチューニングで3回も衝撃を感じているので、目に見えないアップデートでも満足できるものがある、というのは体感済みです。

家族経営と趣味を両立したい場合は、見えない部分のアップデートに特化することが持続可能な手段だと考えます。

これはトラブルを一度経験することで、この考え方の重要性が身に染みます。

チューニングやオイル交換などサポートのご希望があれば、こちらからお問い合わせください。



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車の趣味と育児の両立のリアル