車の趣味と育児の両立のリアル
家族がいて、車の趣味を続けたいなら、妻の理解は必須だと思っています。
妻の理解を得るには、趣味を楽しむよりも、妻のストレスや生活の不安を減らすことを優先した方がいいと思っています。
特に子供が小さいうちは。
とは言っても今趣味の時間が取れないのは、かなりのストレスです。
走りに行きたいし、車文化を大事にしている方たちと話をしたいし、美味しいものを食べに行ったり、走るのが気持ちいいロケーションを共有したりしたいです。
全然時間と心の余裕を確保できません。笑
M3で、家族と遠くに出かける時だけが、唯一趣味を楽しめる時間です。
今回は、4歳と2歳の子どもを育児中(もうすぐ三人目が生まれる)である、僕のリアルを書きました。
子どもの寝かしつけで寝落ち
子ども達は毎日20時に寝かしつけをしています。
夫婦交代制で、寝かしつけた方はそのまま朝まで寝落ちする日々。
この生活を続けていると、自分の番じゃない日も眠くなって、長く起きてられません。
妻と子ども達が寝室に向かったタイミングで、Gran Turismo Sportsを始める事があるのですが、ニュルのアタック中にいつのまにか寝落ちしています。
ブログ用の写真を撮ってる時も、良く寝落ちしています。
ブログを書こうとソファでネタ出していると、これまた寝落ちしてしまい、一向に進みません。
睡眠を取れてるから良いじゃないか、と思われがちですが、やりたいこと、やらなけらばならないことが貯まっていると、朝目がさめた瞬間に憂鬱になります。
ここ数年、スッキリ気持ちよく目覚めた記憶がほとんどありません。
心の余裕が無く、周りに気を遣う余裕がない
僕は毎日、朝食準備、子ども達の保育園送りを担当しています。
ご飯は残すわ、着替えないわ、歯磨きしないわ、靴はこれじゃ嫌だ、おもちゃ持ってくだ、この道通りたくないわ、保育園についたら家に帰る、と格闘する毎日。
毎朝8時の時点で一日のエネルギーを使い果たした感があります。
コロナ前であれば、通勤電車の中が心をリフレッシュできる癒しの時間でした。
コロナ後は基本在宅勤務になり、通勤時間を仕事と家事と睡眠に割り当てた分、リフレッシュ時間が無くなってしまいました。
結局浮いた通勤時間は、今までできなかった仕事や家事が繰り上がってきただけで、ある意味負荷が増えたのかもしれません。笑
なので、知人からメールやLINEやSNSメッセージが来ても、目を通せず返信を忘れてしまったり、返せたとしても文章が冷たくなってしまったりしてしまいます。
そして自分から誰かにメールしようなんて気も起きないのです。泣
なので車好きネットワークを広げようにも、やる気力がないのです。泣
ブログやSNSを通じて誘って頂けたとしても、かなり申し訳ない気持ちになりながらお断りするしかないのです。泣
家族と車で遠くに出かけることが、唯一の趣味の時間
今は、家族で遠くに出かける時だけが、M3を楽しめる唯一の時間です。
これが意外にも、家族にとっても価値ある時間になっています。
週末遠くに出かける機会を作る事が、趣味を楽しむ時間確保につながっています。笑
子ども達にとって
僕がM3を大切にしている事が伝わってか、子ども達は車に乗る事を楽しみにしてくれています。
音楽を楽しんだり景色を楽しんだり、眠くなったら勝手に寝て、いつのまにか起きて、ボーっと落ち着いてたり、自分でうまく過ごしています。
bluetoothスピーカーで音楽を鳴らしたり、タブレットでディズニー映画を見れるようにしたり、楽しめる環境を作りました。
車の中なら特別なおやつを食べられる、というイメージ作りも良かったかもしれません。笑
普段は決まった時間に低カロリーなおやつしか食べさせてもらえませんが、車だとラムネやチョコレートやグミなど普段食べられない特別なおやつを食べられます。
それから、チャイルドシートは新品で、座り心地の良いものを選びました。
長女が1歳の頃、友人から頂いたcombiの中古チャイルドシートを使っていました。
その間、娘は泣き叫び、車に乗ってる間ずっと泣いていて、妻も僕も車で出かけるのが嫌になってしまった時期がありました。
試しに座り心地の良さそうな最新モデルの新品(combiのジョイトリップ)に変えた所、ピタリと泣き止み、むしろドライブを楽しんでくれるようになりました。
この効果にはビックリです。
息子(長男)にも同じものを使ってます。
特別なM3に乗ると特別なことができる、というイメージ(ブランド)作りが功を奏してます。笑
妻にとって
妻も助手席に乗っている時は、自分の時間を確保出来るせいか、毎週末車で出かけようと言ってくれるようになりました。
もともと車には全く興味の無かった妻。
ボロ車、臭い(レザー臭)と文句を言いつつも、なんだかんだでM3が好きなようです。(多分)
子ども達を広い公園で思いっきり走りまわらせ、疲れ果てさせて、早く寝てもらえるように誘導したい妻。
自宅周辺の公園だと、人が多くごちゃごちゃしてたり、子ども達が道路に飛び出す心配があり、心を落ち着けられません。
妻の仕事もハードなので、週末くらいはノンストレスで過ごしたいらしく、自然(緑)のある空気を求めて山に行きたがります。
さすが僕の妻です。
僕の大好きな山(峠)の雰囲気を車に乗りながら味わいたいようです。
出先におしゃれなカフェや趣のあるお食事処があれば、お茶したり美味しいご飯を食べたり、テイクアウトして公園のベンチで食べたりして楽しんでいます。
ただ、マフラーの音だけはノーマルでもうるさいと文句を言われます。ドライブを台無しにしていると言われます。
これが車に興味がない一般人の感覚なのでしょう。笑
なので、マフラー交換だけはできません。
片道1時間が、家族にとってちょうど良い時間
ドライブが家族にとって価値ある時間になったとは言っても、長すぎるとさすがに疲れてしまいます。
これまでの経験だと、片道1時間前後が家族にとって丁度いい長さです。
渋滞がネックになる場合がありますが、事前に混むルートと時間帯をGoogle Mapsと経験則で把握しておきます。
出発してから渋滞してしまうケースもありますが、ナビに頼らず事前に把握しておいたルートに変更します。
これによって当初到着予定時刻と同等の時間で目的地に到着する事ができています。 (最近はGoogle Mapsの渋滞回避の質が上がってきましたね。)
予定された時刻通りに到着するという事がミソです。
もちろん失敗はしますが、学生時代、レンタカーのアルバイトで培った配車タイムアタックのノウハウのおかげで、成功率は70%くらいです。
このスキルが家族サービスに役立ってうれしく思っています。
(余談ですが、レンタカー屋さんの仕事って、自動車保険会社様やディーラー様からの依頼で事故代車の配車や引き取りが結構多いのってご存知でしたか?一般のお客様の予約時間に間に合うよう引き取りをして、速攻洗車してすぐ出す、というのを繰り返していました。)
目的地に着いてからのスムーズさも考える
駐車場の場所、駐車場の入り口、駐車場の混み具合、混むルート、駐車場から目的地(公園遊具)への距離なども事前にGoogle Mapsで確認しておきます。
上記条件を良くしようとすると駐車料金は高くなる傾向です。
両方とろうとすると何も決められず、時間ばかり過ぎてしまうので、料金のことはあまり考えないようにしています。
その分、缶コーヒーや車内でのおやつ、食後のスイーツ、食べ歩きなど、我慢できるものを抑えています。
とにかく目的地までの導線を、妻の感じ方でいかにスムーズにできるかを軸に、ドライブ体験パッケージとして組み立てています。
この積み重ねが、”家族全員がドライブが好き”に繋がってるのかなぁと思っています。
目に見えず、評価はされなくてちょっと悲しいけど、大きな価値を生む行動・考え方は、続けていきたいです。
これが妻から、M3に乗っていいよ、家計から修理費ならまぁ出してもいいよ(文句付き)に繋がるのかなと勝手に思ってます。笑