E46 GM5モジュール交換後はコーディングを忘れずに


先日、中古車ショップさんからヘルプのお問い合わせを頂きました。

在庫のE46 M3の助手席ドアロックが効かなくなってしまったので、試しにE46セダンのGM5モジュールと交換した所、ドアを開けた時にガラスが下がる動作が機能しなくなったり、リモコンキーでトランクが開かなくなったり、トランクが閉まっているのに開いている警告灯がついたままだったりと、おかしな動きになってしまった。

とのことでしたので、この不具合の処置をリモートで対応しました。

これは、コーディングオプションがE46セダンのものになっていたことが原因です。

E46M3のオプションにコーディングし直したことで治りました。

ついでにCSLプログラミングも施工しました。


GM5モジュール交換後はコーディングでOK



ドアロック系の不具合は、GM5モジュール(電子制御基盤)が原因であることが多いようです。

E46M3のGM5モジュールは、E46シリーズと共通部品ですので新品・中古を流用可能です。

しかし、新品・中古問わず交換した後には必ずコーディングが必要です。そうしないと冒頭のような不具合が発生してしまいます。

このブログで紹介しているNCS Expertでのコーディング手順でE46M3のオプションを設定することで正常に機能させることができます。

GM5モジュールを交換した場合、LEDテールに交換した時のような大掛かりなコーディングは不要です。

そして今回の対応は、僕のM3のデータをコピーし、丸っとそのまま書き込むことで時短施工しました。

参考にしたショップさんブログを読むと、一つ一つコーディングオプションをM3用に手作業で設定していったそうですが(約200個)、超面倒なので僕のM3のGM5モジュールファイルを丸ごとコピーしました。

ちなみに、GM5モジュールはGM5.C1〜C6までの6パターンあります。

年式によってパターンが違うようですが、僕のM3も今回施工したM3も2004年式で、モジュールパターンも同じGM5.C5 and C6だったので、この方法を使えました。(C5もC6も中身が同じなのに、なぜパターンが分かれてるのでしょう。)

これによって10分かからず不具合が治りました。



方法は、最後コーディングオプションを車に書き込む時に使うFSW_PSW.MANファイルをC¥NCSEXPER¥WORKフォルダ内に貼り付けて、NCS Expertで書き込むだけです。(今回使った僕のM3のファイルを共有します。)


キー登録を忘れずに

GM5モジュールを交換した後は、リモコンキーの登録が必要だそうです。

こちらのサイトにやり方を掲載して頂いてますので参考にしてください。

前へ
前へ

E46 M3 ライト関係をLED化した時のコーディング手順

次へ
次へ

E46 M3 DIY コーディングリスト