E46 M3 DIY フロントスピーカー交換&Hi-Fiアンプ撤去後の配線
E46M3のフロントスピーカー交換のDIY情報は、既に代表的なものがあります。ただ情報が断片的で抜けてるのもあるので、不足を補う形でこの記事をまとめました。
特に、スピーカーの取付けに欠かせないバッフルプレートは、Amazonで格安のものを購入して取付けました。この方法もいくつかコツが必要だったので、それについて詳しく書きました。
バッフルプレートは純正を流用加工する方法が主流です。でもかなり面倒そうだったので、よりコストと容易性のバランスを考えて今回の方法を選びました。
おまけとして、純正でついてるHi-Fiアンプを撤去したときの配線処理がまとめられたサイトのリンクを貼りました。せっかくスピーカー交換したのに音が出ない原因の1つに、Hi-Fiアンプの出力が低い問題があるそうです。その場合Hi-Fiアンプを撤去し、配線をつなぎ直す必要があります。
オーディオユニットからスピーカー配線を引き直す方法もありますが、Hi-Fiアンプを撤去したほうが、内装剥がしも楽ですし、リアのトランクで広々と作業ができ圧倒的に楽です。しかも軽量化もできてデメリットが少ないです。
スマホ片手にDIYする方へのポータルとして活用頂けたら幸いです。
目次
- スピーカーは定番のcarozzaria TS-F1640
- ドアパネルの取り外し
- バッフルプレートの加工
- スピーカーとバッフルプレートの合体
- ドアパネル加工と取付けのコツ
- スピーカー配線処理
- Hi-Fiアンプの撤去
スピーカーは定番のcarozzaria TS-F1640
スピーカー選定は定番のカロッツェリアTS-F1640です。(16cm) 音質についてはお世辞にも良いとは言えませんが、7,000円で安定して音が出るので必要十分を満たしていると思ってます。
ただ僕の場合純正でついているはずの遮音材が無かったので、音が抜けて安っぽく聞こえてしまうだけかもしれません。しっかりデットニングをすれば音質を上げられるのでは?と思っています。
バッフルプレートとの接合に必要なタッピンビスがスピーカーのパッケージに付属しているので、買い足す必要がありませんでした。
しかし、付属している配線の変換コネクタは、BMW規格に対応していないので、切断して平型金具を取付ける必要があります。なので工具と金具の購入が必要です。
使う付属パーツ
- タッピングビス
- 防振テープ
追加購入するパーツ
- バッフルプレート
- 平型250(or187型)
- 平型110
工具
トルクスドライバー
ドアパネルを脱着するのに使います。
テスター
断線チェックに使います。無くても良いですが、スピーカーから音が出ない原因が断線の場合、断線場所特定に必要です。
ドアパネルの取り外し
まずはドアパネルを取り外します。ドアパネルの取り外し手順はこちらのリンク先に勝る解説は少ないと思いますのでリンクを参照下さい。ボルトの取付け位置をマーキングして下さっているので外し忘れを防げます。事前に予習される方も多いと思いますのでこうして確認出来ると安心です。
参照:ドアパネルの取り外し
バッフルプレートの加工
バッフルプレートは少し加工が必要です。写真の部分の突起をカッターノコギリで削ります。もともとついてた取付けネジを流用する場合、長さが足りないからです。わざわざネジを買うより削ってしまったほうが楽です。樹脂が柔らかいので労せず削れます。一方でドアパネルのスピーカー部分の枠についている樹脂のリングも外す必要があります。このリングの目的は不明ですが、外したくない場合は突起を削らず長いネジを買い増す方法でも良いかと思います。
スピーカーとバッフルプレートの合体
バッフルプレートとスピーカーを合体させます。バッフルプレートがスピーカーの金属フレームの裏に来るように合わせます。金属部分とバッフルプレートの接合はスピーカーに付属のタッピングビスを使います。金属側からバッフルプレートに向かってねじ込んでいきます。金属とバッフルプレートのネジ穴が合わないので、できるだけ平らな部分に合わせてねじ込みます。接合できたら、ネジの頭を隠すように防振テープをぐるっと貼り付けます。
ドアパネル加工と取付けのコツ
スピーカーをドアバネルに取付けます。その前にドアパネル側の図示した部分をカッターノコギリで削る必要があります。写真を取り忘れてしまったので、どこまで削るかをお見せできませんが、スピーカーとパネルを合わせながら削ってみて下さい。カッターノコギリのおかげで手間ではないはずです。
次にスピーカーをドアパネルに取付ける際、微妙にネジ穴が合わないので、樹脂の柔らかさを利用して上手く合わせていきます。写真のように先に下側の2点を留めてしまってから上をネジ穴を強引に合わせます。上のネジ受け部分が柔軟性が高いので強めに合わせに行ってもすんなり入ってくれます。
スピーカー配線処理
肝心な配線処理です。リンク先の中編に、詳しく書かれています。なのでここでは端的にまとめるにとどめました。
参考:配線処理
ー 青/茶:平型118
ー 青/茶:平型118
ここで補足をします。
本来+側の平型サイズは187型のはずです。事前にサイズを測って購入したのに、いざ嵌めてみると、何をしても入りません。なので250型を買い直しましたが、やっぱりガバガバで、爪の部分が引っかかって何とか取れない状態でした。(僕はこれで良しとしましたが、ドアを開け閉めしているうちに外れてしまうかもしれませんね。)
なので、スピーカーキットに付属していた変換配線をカットして、ギボシで繫いで流用すればよかったなと今更ながら思いました。リアをやるときはそうしようと思います。
追記(2021/5/1)
リアをやった所、187型でいけました。めちゃくちゃきついのですが、グリグリ押し込んでつきました。付属配線の流用は、配線処理が面倒だったので使いませんでした。
Hi-Fiアンプの撤去
E46型のオーディオシステムはとにかく社外品とのマッチングが良くないようです。スピーカーを交換したのに音が出ないなんてこともあるようで、大体の場合このHi-Fiアンプがおかしくなっていることが原因のようです。
なので後先にモヤモヤを残さずスッキリするためには、スピーカー交換と同時にHi-Fiアンプも撤去して配線し直してしまうのが得策だと思っています。
上の画像に配線マッチング表をまとめました。
情報ソースはNA M3Forumです。実際に試して問題ありませんでした。
参考に日本語訳したドキュメントを共有します。