E46 M3 DIY EONON Androidナビ(GA9450B)へ交換
音楽を楽しむのに、家の中でも車の中でもBluetoothスピーカー1台で済ませられたらいいなと考えていました。
当時はeononのGA9450Bという機種が最新でした。結果、これ単体ではダメで、PS4の音声送信機で有名なCreative BT-W2 [HP-BTW2]を使えばできました。
※GA9450Bは、Bluetooth4.0な上に送信プロファイルに対応していません。(問い合わせして、対応してない事を確認しました) 後継でR50という機種が出ていますね。こちらばBluetooth5.0が装備されており、ガイドにを見ると送信プロファイルに対応してそうです。(2022/3/25現在)
でもこれならスマホで良くね?となるかもしれませんが、僕の目的はこれだけにあらず、バックカメラ映像と、追加メーターとしてOBDから取れる車両情報をナビモニターに表示させたかったので、それがオールインワンで達成できるAndroidナビが良かったのです。
Wi-Fiで飛ばせるバックカメラとかあるし、スマホで良くね?となるかもしれませんが、センターコンソールのスペースを有効活用したかったですし、スマホとバックカメラの接続が不安定 &手数が多くなりそうだったのと、通信機能を犠牲にしそうだったので車専用のAndroidナビがベストだと思いました。
それにこのご時世にE46のセンターコンソールジャストサイズで作ってくれているメーカーがいるなんて凄すぎます。しかもメーカー直販サイトかebayで買えば3万円台で購入できる格安Androidナビを選ばなきゃ理由はやいないということで紹介&取付けDIYについて書きました。
中華製ナビは未だに不安と考えている方へ、取り付けしてみたリアルを書いてみましたので、選択の参考になれば幸いです。
ちなみにいくつかバージョン違いがあります。比較表はこちらです。
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引用)EONON HPより |
最終更新:2022/3/25
目次
- なぜeononを選んだか
- サポートセンターは親切で安心できた
- 取り付けのポイント
- 既設バックカメラを流用できた
- Wi-Fiアンテナはコンソール内部に設置しても繋がる
- 時計設定がうまくいかない時はタイムゾーンを確認
- ストリーミングサービスアプリを使うには複雑な設定が必要
- OBD取得には専用ドングルV0056が必要
- ハーマンカードン車にもカプラーオン
なぜeononを選んだか
日本代理店があり、安心できたから
メーカーは何社かありますが、eononを選んだのは日本代理店があって、国内での販売実績があったのと、Amazon、楽天それぞれで評価が悪くなかったからでした。
ただ、国内代理店だと汎用品かつ一世代前製品の取り扱いだったので、ebayから購入しました。
現在はグローバル直販サイトから購入できますね。
ebayや直販サイトのページを見てみると、他メーカーに比べ技術仕様や取り付け方法がかなり細かく書いてありました。
なので安心できました。
サポートセンターは親切で安心できた
バックカメラが表示されない、OBDが接続出来ないなどのトラブルがあり、サポートセンターに問い合わせしました。(トラブルは製品の問題ではなく僕の問題でした。)
レスポンスは1日に1回のペースで返信を頂けました。(全部英語のやりとりですが、翻訳ソフトをフル活用しました。) しかも、メール文の中に”安心して下さい。必ず解決するまでサポートします”と毎回書いてくださり、心強かったです。
実際、OBDが接続出来なかった時、技術担当の方と繋いでくれました。 接続の様子を、動画で撮って送ってくれと言ってくれたり、解決しようという姿勢が安心出来ました。
取り付けのポイント
内部は1DINサイズ
純正から社外ナビに交換する場合、特に2DINサイズにする場合は、内部のエアコンパイプの改造が必要な事は、良く知られていることと思います。
ですがeononは1DINサイズなのです。なので純正からeononのandroidナビに交換される方はパイプ加工や工賃の心配をする必要がありません。
コンソール内部を削る必要あり
コンソール内部を加工する必要があります。 ebayページにも記載がありますが、コンソール内部の下の方を両側とも削る必要があります。
ちょっと抵抗感ありますが、カッターノコギリを使えば簡単です。
ビスは2点留め
取り付けの際、ビスは2点止めです。
僕の場合carozzariaナビから交換したわけですが元は4点止めでした。コンソールと本体の摩擦力も使って固定してるのでしょうね。笑
でも、e46m3に大画面ナビをインストールしようとしたら、これは構造上しょうがないと思えます。
取り付けてみて、今の所これで問題ないです。
コラムカバーの取付けにはコツがある
大画面故の弊害でしょうか。笑
最初、あまりにも隙間が狭く、取り付けられなくて終わったと思いました。笑
でも試行錯誤して問題なく取付けられました。これは文章での説明が難しいので、写真を見て頂きたいです。
ナルホドと思って頂けるはずです。
既設バックカメラを流用できた
バックカメラの既設流用は僕にとっての大きなポイントでした。
もともと2005年製のcarozzariaナビがついていました。バックカメラもcarozzariaのものです。
DIYでバックカメラまで交換するのは、正直嫌でした。笑
でもバックカメラは子ども達を守る為にも必須だと思っていました。
流用出来ないかなぁと期待していたら、出来ました。
メーカーページには、汎用品が使えると書いてあるのですが、配線が汎用品とcarozzariaとでは違うので、本当に使えるのか心配でした。
汎用カメラは、バックギア連動配線がRCA端子からちょこっと出ています。これがバックギア連動のトリガーになるようです。eononの取説にもそう書かれています。
carozzariaにはそれらしきものが見当たりません。
取説をよく読むと、カメラ電源はバックランプの配線から取る仕様になっています。バックギアが入ると電圧が入り、それをトリガーにカメラ起動となるようです。
要するに、汎用カメラでもcarozzaria製カメラでも、RCAに12Vの電圧が入ることがバックギア連動のトリガーだというのは共通っぽいな、というわけです。
結果ビンゴです。ちゃんとバックギア連動しました。
流用方法は簡単。カメラのRCA端子をナビ本体のバックカメラ端子に繋ぐだけです。
Wi-Fiアンテナはコンソール内部に設置しても繋がる
Androidナビだけあって、ちゃんとWi-Fiでネットワークにつなげるようになってます。
しかし、Wi-FI電波は金属を通過すると大幅に減衰すると言われています。
金属の塊の車。家が木造でもWi-Fiがちゃんと繋がるか心配でした。
ましてやコンソールの中に入れてしまったら繋がらないのでは?
結果、問題ありませんでした。付属のWi-Fiアンテナをコンソール内部に設置してしまっても、駐車場から自宅のルーターにしっかり接続できました。
時計設定がうまく行かない時はタイムゾーンを確認
何故か時計を合わせるのに苦労してしまいました。
GPSから自動取得、インターネットから自動取得を何回も試しても時計が全く合いませんでした。
手動設定にしても、どんどんズレていくし…
と思っていたら、タイムゾーンが世界標準時間に設定されていました。
GPSとWi-Fiからデータとるなら、この辺のセットも自動だろ〜と思っていたのがいけなかった…笑
手動で一度東京にセットして、自動取得にもどしたらちゃんと時計が合うようになりました。
ストリーミングサービスアプリを使うには複雑な設定が必要
Android OSがroot化またはjailbreakされていて、著作権にからむアプリは起動しません。
なのでアプリを入れても警告が出て起動しません。Netflixがプリセットされていますが、再生できません。
Disney+が再生出来る事を期待していたのに、これにはがっかりです。。笑
僕が購入した当時は複雑な設定が必要でしたが、今は改善されているかも?
OBDデータ取得には専用ドングルが必要
Torqeアプリがプリセットされていますが、専用のV0056を使わないとデータ取得できません。(他のELM対応の格安系なら大丈夫かも?)
僕が愛用しているのは、OBD2の送信機で世界中で信頼度の高い老舗計器メーカーのPLX Devicesから出ているkiwi3。
どんなOBDアプリでもkiwiには必ずと言っていいほど対応しているのに、接続できませんでした。(これはショックでした)
ナビが壊れていると思って、メーカーに問い合わせをしましたが、kiwiを認知していないようでした。
問い合わせの最中に、V0056を買って試したら、繋がりました。
データ取得の性能はkiwi3の方が高そうなので、分析用のデータ取得はiPhoneとkiwi3の連携から取って、オンボード動画を撮影する際の車両データ取得にV0056(eonon)を使う、という使い分けをする事にしました。
Bluetooth5.0に対応した機種ならいけるかもしれません。
ハーマンカードン車にもカプラーオンで対応
僕のM3はスタンダードオーディオがついていて、かつリアスピーカーから音が出ない不具合が出ていたのでアンプを取り除いてしまいましたが、メーカーによるとハーマンカードン車にカプラーオンで使用できるそうです。