ISTAやINPAがインストールされたPCのメンテナンス&アップデート | 二件目のご依頼
前回の記事で、整備工場様の診断機PCをお預かりしてメンテナンス&アップデートの対応をしたことを紹介しました。
これはISTAなどがインストールされたPCを導入したのに、スピードが遅くて仕事で使い物にならないという相談に対応したものでした。
今回、別の整備工場様より同じく診断機PCの動きが遅すぎて仕事にならないということで、メンテナンス&アップデート対応をしました。
前回はメモリー交換だけで済みましたが、今回はメモリーだけでなくHDD→SSDへの換装を行いました。
データは完全コピーなのでインストールされたISTAやWindowsの設定はもちろん全てそのまま引き継いで、速度だけ爆速にすることができました。
PCをお預かりした時は、電源を入れて5〜10分は使い物にならない状態でしたが、アップデート後は約30秒で起動し、起動直後からサクサク動くようになりました。笑
PCはサクサク動くのが快適ですね。
っというか、今回めちゃめちゃ時代の流れを感じたのが
- HDD→SDDのコピーツールが約4000円で買えたこと
- SSDの1TB(1000GB)が約7000円で買えてしまうこと
自動車メンテナンスの世界も、パーツや技術の価格がこうなればいいのにと強く思いました。笑
(こういう世界をガチで作ろうとしているのが僕のスタートアップなんですけどね。笑)
古いモデルもまだ使える
お預かりしたPCはLenovo L540というモデルで、2016年の12月に発売されたものでした。
PCで7年前のモデルって、かなり古く感じてしまいますね。笑
ですがアップデートしたことで、でまだまだ使えそうな雰囲気になりました。
ですがPCをお預かりして動作確認している時に気づいたのですが、物理キーボードの5と6と-が効かないのとブラウザ経由でのファイルダウンロードができない問題がありました。
この2点は何をやっても解決できませんでした。
Windowsのイメージ修復やBIOS設定の初期化、BIOSのアップデート、キーボードドライバの再インストールなどを行いましたがダメでした。
キーボードに関してはデバイスマネージャーから見れる変更ログを見ると、どうもWindows10から11にアップデートしているときに設定を引き継げてないと書いてあります。
このログを見て上の対処をしたのですが、解決できず..
とりあえずWindowsアップデートで問題が修正されるのを待つしかないのかなと思いました。
ファイルがブラウザからダウンロードできない問題については、Windowsの完全初期化しか手がない状況でしたので、ISTAまでリセットされては困るのでこれ以上の対応は見送りました。
これらの問題は、PCの用途を診断用と割り切れば、ほぼ使わない(これまでも使ってなかった)ので影響は少ないと思います。社長さんに相談をして了解を頂きました。
ただ、今後もリモート診断支援やDMEチューニングなどのサポートをご依頼いただけるとのことでしたので、リモートのセッティングを行いました。
リモートだと、キーボードはリモートアクセス側のPCで叩けば問題なく入力できました。
ファイルダウンロードは、Google Driveをローカルインストールしエクスプローラーで制御できるようにすることでファイルをやり取りできたので、使い物になる判断ができました。
実は三件目の対応
3年ほど前に、正規ISTAを契約されている整備工場様から診断機PCの問題に対応していました。
今まで使用されてたPCでISTAが突然使用できなくなってしまってこれまで支援を受けていた方でも解決できない問題について相談を受けました。
この時、この問題は解決できたのですが、やはり速度の問題があったので新しいPCのスペック選定と購入代行を行いISTAのセッティングとテストまで対応したことがありました。
需要あるのかな?と半信半疑でしたので、長い間この話に触れていませんでしたが、実は困っている人多いかもと思い、サービス化することにしました。
とりあえず今はお試しで工賃20,000円+部品代で対応しています。