E46M3 カスタムチューニングデータの作成


今回、ご友人の車両にCSLプログラミングされるという方からの相談に対応しました。内容は、ECUWORXのツールでCSLプログラミングのメニューにチェックが入れられないというものでした。

調査したら、すでにSMGⅡのカスタムチューンがされていたことが原因で、エラーブロック機能が働いていたようです。

この調査で現車チューニングされていることが分かったので、相談した上でCSLプログラミングと現車チューニングを合わせたカスタムデータを作成しました。


ECUWORXツールは、チューニングデータには使えない可能性がある


ECUWORXのツールは、変更を加えたいデータ部分に、すでに変更が加えられているとチェックが入らないようです。


カスタムデータを作成

こちらの方は、BuildjournalのスロットルスポーツプラスやDSC(MK-20)スポーツチューンにもご興味をお持ちでしたので、いっそのこと費用によってはB-specチューンを入れても良いかもとおっしゃっていました。

ですが、せっかく現車合わせのデータが入っているのに勿体無いですし、チューニングの方向性がB-specチューンとかなり似ていて、あまり違いはないだろうと思いました。

また僕は、Buildjournalのスロットルスポーツプラスをベースにアグレッシブに調整していたので、僕の調整データのコピーだったら安価に提供できますとご提案したところ、僕の調整データを適用することになりました。


チューニングの方向性

僕のスロットルチューニングは、Buildjorunal スポーツプラスに比べて、低回転側のデューティーサイクルを高めています。これはアクセルペダル操作に対してより敏感になるように設定しています。なので踏み始めグアッとなるようなフィーリングです。人によってはちょっと乗りにくいと思うかもしれません。

でもグアッとなったらそれがそのまま直線的に伸びるように設定しているので、大袈裟に言うとシートに背中が張り付く感じを演出しています。

自分より車が先に進んでいくイメージです。これを日常でも感じとれるようになっています。

Buildjournalスポーツプラスでカスタムされているマップは以下です。

  • エンジントルク制限マップ
  • アクセル初動制御マップ←これをリチューン
  • O2濃度フィードバックマップ
  • アクセル急開制御マップ です。

まるでパワーが上がったかのような体感ですが、パワーは上げていません。

アクセルの踏み込み量に対するパワーの出方を調整しているだけです。

次へ
次へ

E46M3 DMEをUS仕様から日本仕様へリプログラミング